【プロ野球記録】3球団で開幕投手として勝利 楽天・涌井が史上初

2021年の開幕戦。通算10度目、そして通算3球団目で開幕投手となった楽天の涌井秀章投手が見事に勝利を収めました。
これで涌井投手は史上初めて3球団で開幕投手として勝利を飾るという快挙を達成しました。
3球団の開幕投手を務めたのは涌井投手で3人目でした。
スポンサーリンク3球団で開幕投手勝利
涌井秀章
2008 西武 ● 8回(オリックス)
2009 西武 ○ 6回(ロッテ)
2010 西武 ○ 8回(ロッテ)
2011 西武 ○ 8回(日本ハム)
2012 西武 ● 4回(日本ハム)
2015 ロッテ ○ 6回(ソフトバンク)
2016 ロッテ ○ 7回(日本ハム)
2017 ロッテ ● 7回・1/3(ソフトバンク)
2018 ロッテ ― 7回(楽天)※チーム敗戦(延長12回)
2021 楽天 ○ 7回(日本ハム)
入団4年目で初の開幕投手。
ロッテと楽天では移籍2年目に開幕投手。
2021年3月26日の日本ハム戦では、7回を4安打無失点に抑えそのまま押し切ってチームは勝利。史上初の3球団開幕投手勝利を達成しました。
史上唯一の3球団で最多勝の記録も持っています。(2007・2009西武、2015ロッテ、2020楽天)
3球団で開幕投手を務める
涌井投手以外で、3球団の開幕投手を務めた選手。
内藤幸三
1936秋 金鯱 ● 9回(巨人)
1942 朝日 ● 0回・2/3(阪急)
1944 朝日 ● 8回(阪神)
1950 広島 ― 7回(西日本)※チーム敗北
1942年は、5四球を出し1回も持たずに降板。相手の阪急は押し出し3つでノーヒットで3点先制。
1950年は広島創立年の開幕投手を務めました。8回表まで5-4とリードするも8回裏に逆転され公式戦第一戦を勝利で飾れず。
渡辺秀武
1971 巨人 ● 5回(広島)
1974 日本ハム ― 6回・2/3(太平洋)※チーム勝利
1977 大洋 ○ 6回(広島)
初めて開幕投手を務めた1971年は、広島の先頭打者・三村敏之にいきなりホームランを打たれました。流れを取り戻せず4失点で降板。
1974年は、渡辺が降板したあと8回に勝ち越し。チームは開幕戦を勝利しました。
1977年は、初回と2回に3点ずつの援護をもらい余裕の点差で初の開幕戦勝利投手となりました。
日米3球団で開幕投手として勝利
野茂英雄
1993 近鉄 ○ 9回(日本ハム)
1994 近鉄 ― 8回・1/3(西武)
2000 タイガース ○ 7回(アスレチックス)
2003 ドジャース ○ 9回(ダイヤモンドバックス)
2004 ドジャース ● 5回(パドレス)
2年連続の開幕投手となった1994年は、西武打線を8回までノーヒットに抑えながら9回先頭の清原に初安打を打たれ、その後一死満塁となったところで降板。後続投手が逆転満塁サヨナラ満塁ホームランを打たれる。
メジャーデビュー時に所属していたドジャースに戻っいた2003年に日米3球団目の開幕投手勝利。
現役投手 2球団で開幕投手
現役投手のうち2球団で開幕投手を務めたことがあるのは、岸孝之と西勇輝の2人。
2投手ともまだ開幕戦での白星がありません。
岸孝之
2013 西武 ● 3回・1/3(日本ハム)
2014 西武 ● 7回(楽天)
2019 楽天 ― 4回・1/3(ロッテ)※チーム負け
西勇輝
2018 オリックス ● 7回・1/3(ソフトバンク)
2020 阪神 ― 6回(巨人)※チーム負け
2020年は開幕戦で菅野からホームランを放ち、巨人打線を1点に抑えたものの後続が逆転を許しました。
開幕投手経験があって移籍
開幕投手経験がある選手で現在は他の球団に移籍。2球団目の開幕投手を狙う選手たち。
※2021年現在
大竹寛(巨人) 広島2008
井納翔一(巨人) DeNA2016
宮國椋丞(DeNA) 巨人2013
能見篤史(オリックス) 阪神2011、2012、2014
金子弌大(日本ハム) オリックス2008、2010、2013、2014、2016、2017
内海哲也(西武) 巨人2007、2010、2012
吉川光夫(西武) 日本ハム2014
牧田和久(楽天) 西武2015
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