【大相撲記録】間隔が空いた優勝 照ノ富士が史上2位となる30場所ぶりの優勝
2020/08/19

2020年7月場所、大関から序二段まで落ちて再び幕内に戻ってきた照ノ富士が30場所ぶりの幕内優勝を飾りました。
前回優勝したのが5年前の2015年5月。
優勝間隔としては琴錦の43場所に次ぐ史上2位の長さです。
スポンサーリンク間隔が空いた優勝
※年6場所制となった1957年以後
場所 | 力士 | 前回 | 次回 |
---|---|---|---|
43 | 琴錦 | 1991/09 前5 13-2 | 1998/11 前12 14-1 |
30 | 照ノ富士 | 2015/05 関脇 12-3 | 2020/07 前17 13-2 |
24 | 三重ノ海 | 1975/11 関脇 13-2 | 1979/11 横綱 14-1 |
22 | 琴桜 | 1969/03 大関 13-2 | 1972/11 大関 14-1 |
21 | 千代大海 | 1999/01 関脇 13-2 | 2002/07 大関 14-1 |
19 | 曙 | 1997/05 横綱 13-2 | 2000/07 横綱 13-2 |
17 | 佐田の山 | 1962/03 関脇 13-2 | 1965/01 大関 13-2 |
16 | 柏戸 | 1961/01 大関 13-2 | 1963/09 横綱 15-0 |
16 | 若乃花3 | 1993/03 小結 14-1 | 1995/11 大関 12-3 |
15 | 佐田の山 | 1965/05 横綱 14-1 | 1967/11 横綱 12-3 |
15 | 北の富士 | 1967/03 大関 14-1 | 1969/11 大関 13-2 |
14 | 朝潮 | 1958/11 大関 14-1 | 1961/03 横綱 13-2 |
14 | 北の湖 | 1982/01 横綱 13-2 | 1984/05 横綱 15-0 |
14 | 旭富士 | 1988/01 大関 14-1 | 1990/05 大関 14-1 |
14 | 武蔵丸 | 1994/07 大関 15-0 | 1996/11 大関 11-4 |
14 | 貴乃花 | 1998/09 横綱 13-2 | 2001/01 横綱 14-1 |
史上最も間隔の空いた優勝は琴錦の43場所。
1度目の優勝を果たしたあと常に三役から幕内上位で取り続けていましたが、1998年9月は怪我の影響もあって前頭7枚目で5勝10敗と大負け。
11月場所では9年ぶりの前頭2けた地位となり、場所前は引退を相談するまでの状況に落ち込んでいました。
師匠の叱咤により目が覚めた琴錦は初日から11連勝。13日目に横綱貴乃花との大一番を制すなどして、史上初めて平幕で2度目の優勝を飾りました。
2回の優勝ともに、若乃花(若花田)に土を付けられています。
照ノ富士は30場所ぶりの優勝を決めたあと、国技館の天井付近をぐっと見上げました。
5年前に優勝したときに掲げられた自分の優勝額を見ていたのです。
国技館に飾られる優勝額は東西南北の四方に4枚ずつの計32枚。東京場所ごとに古い優勝額は外されていきます。
自分の優勝額が飾られているうちに復活する、という願いが叶えられた瞬間でした。
琴桜は1969年3月に2度目の優勝を果たしてから優勝争いにもあまり顔を出さず、カド番も3回経験するなど引退間近とも思われていましたが、1972年11月に14勝1敗で22場所ぶりに優勝。
次の1973年1月場所も14勝1敗で連続優勝して横綱に昇進。
この快挙は「ウバ桜、狂い咲く」とも呼ばれました。
曙は1997年5月場所で優勝したあと怪我で3場所連続全休するなど低迷。
2000年に入ってから、1月・3月・5月と3場所続けて優勝まであと1勝と迫りながら惜しくも届かず。
7月場所、初日から13連勝して19場所ぶりの復活優勝をとげました。
関連記事
・関脇以下で2回優勝
・幕内優勝回数ランキング
・幕内優勝力士一覧
関連キーワード
大相撲カテゴリー
・大相撲総合
・大相撲ガイド
・大相撲記録
・珍決まり手
・大相撲観戦
・大相撲イベント
・地方巡業
・予想番付
・四股名
・相撲女子
・優勝力士一覧
・三賞一覧
・関取一覧
・湘南地区出身力士星取表