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【プロ野球記録】野村克也監督はシーズン最終戦の「最下位決定戦」を2回制していた

南海・ヤクルト・阪神・楽天の4球団を率いた野村克也監督は、計3204試合を指揮してきました。

数々の名勝負を戦ってきましたが、なかには珍しい記録を残しています。

プロ野球史上、シーズン最終戦の直接対決で負けた方が最下位となる「最下位決定戦」が2回行われましたが、その2回両方の指揮をとり、2回とも勝利し最下位になることを免れるという珍記録を野村監督は残しています。

◆シーズン最終戦「最下位決定戦」

1994年10月9日○ヤクルト 2-1 横浜●
2008年10月7日○楽天 1-0 ソフトバンク●

いずれの試合も、投手戦からのサヨナラ勝ちという最後までハラハラした試合となりました。

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1994年10月9日 ヤクルトvs横浜

◆1994年10月9日(神宮)
横浜 000 001 000 =1
ヤク 000 000 011× =2

1992年・1993年とセリーグを連覇し、前年の1993年には念願の日本一の座についたヤクルト。

しかし、1994年はキャッチャー古田敦也が4月14日の広島戦で右手人差し指を骨折して欠場したことなどもあって成績は低迷。巨人の首位独走を許す結果となりました。

古田の代わりにキャッチャーとして出場した中西親志が、5月11日の巨人戦で起きた乱闘騒ぎでグラッデンに殴られるなど散々なシーズンでした。

1994年10月8日。巨人と中日の間で「史上初の同率優勝決定試合」が行われ、巨人が中日を破り優勝。長嶋茂雄監督の体がナゴヤ球場で宙に舞いました。

10月8日終了時点でのセ・リーグの順位表はこちら。(当時は130試合制)

勝率
巨人130706000.538
中日130696100.5311
広島130666400.5084
阪神130626800.4778
ヤクルト129616800.4738.5
横浜129616800.4738.5

4球団の試合日程はすべて終了し、残すはヤクルトvs横浜の1試合のみ。

1位から4位までの順位は確定していたので、10月9日に神宮球場で行われたヤクルトvs横浜は、負けた方が最下位になってしまうという「史上初の同率最下位決定試合」となりました。

「史上初の同率優勝決定試合」 の翌日に 「史上初の同率最下位決定試合」 が行われることになったのです。

ヤクルト・西村龍次、横浜・斎藤隆の両先発が好投。

1-1の同点で迎えた9回裏、城友博が斎藤隆をリリーフした盛田幸希からヒットを打ってサヨナラ勝ちしました。

【ボックススコア】 1994年10月9日 ヤクルトvs横浜26回戦(日本プロ野球記録)

この結果、ヤクルトは阪神と並んで同率4位となり、横浜が単独最下位となりました。

横浜は、最下位ながらシーズン61勝をあげ、最下位チーム史上の最多勝を記録。首位巨人とのゲーム差を9.0と1ケタにとどめました。

◆1994年セ・リーグ最終結果

勝率
巨人130706000.538
中日130696100.5311
広島130666400.5084
ヤクルト130626800.4778
阪神130626800.4778
横浜130616900.4699
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2008年10月7日 楽天vsソフトバンク

◆2008年10月7日(宮城)
ソフ 000 000 000 000 =0
楽天 000 000 000 001× =1(延長12回)

ヤクルトから阪神の監督を経て、社会人のシダックスの監督を務めていた野村監督が発足2年目の新球団楽天イーグルスの監督となったのは2006年。

2008年は楽天の監督となって3年目です。

10月7日終了時点でのパ・リーグの順位表はこちら。

勝率
西武144766440.543
オリックス144756810.5242.5
日本ハム144736920.5144
ロッテ144737010.514.5
楽天143647630.44812
ソフトバンク143647630.44812

楽天とソフトバンク以外の4球団はすでに全日程を終了。

2008年のパ・リーグ最終戦は、64勝76敗3分で並んだ両チームが「負けた方が最下位」となるプロ野球史上2回目の最下位決戦となりました。

ソフトバンクの監督は王貞治。

プロ野球史上最多のホームラン868本を打った王貞治。第2位となる657本を放った野村克也。

両者が監督して最下位を賭けて戦うことになろうとは、想像できただろうか。

18時に始まった試合の先発は楽天が田中将大。ソフトバンクが杉内俊哉。

神の子・マー君は、ここまで9勝7敗1Sと2ケタ勝利まであと1勝。

一方の杉内は、ここまで奪三振が202個。ダルビッシュ有が208個でシーズンを終えており、6個以上三振を奪えば最多奪三振のタイトルを手にすることができるなど、最下位になるかどうか以外にも見どころのある試合となりました。

試合は期待にたがわぬ投手戦。スコアボードにひたすら0が並んでいきます。

杉内が7回に山﨑武司から空振り三振を奪い209個目。単独で最多奪三振のタイトルを手にしました。

9回を0点に抑えた田中は味方の攻撃に後を委ねましたが、杉内の前に手も足も出ず三者凡退。

マウンドを降りた田中は9勝止まり。2019年までの日本・メジャー合わせて13シーズンで唯一2ケタ勝利に届きませんでした。

杉内も9回を終えて降板。延長戦に入ってもさらに0点が並び続けます。

12回表、ソフトバンクはデッドボールとファーボールで1アウト一、二塁と先制のチャンス。

しかし、四番の松中信彦は代わったばかりの佐竹健太の初球を打たされてダブルプレイで3アウト。

12回裏、楽天は草野大輔のツーベースヒットのあと、山崎武司がレフト左にサヨナラタイムリーを放ち劇的な勝利を決めました。

これで野村監督は2度目の最下位決定戦勝利。

一方の王監督は、巨人からダイエー・ソフトバンクを通じて19年間に渡る監督生活最後の試合でした。

余談ですが、12回表にリリーフして松中を1球で併殺に仕留めた佐竹は、史上26人目の1球勝利投手になりました。

【ボックススコア】 2008年10月7日 楽天vsソフトバンク24回戦(日本プロ野球記録)

【テーブルスコア】 2008年10月7日 楽天vsソフトバンク第24回戦(東北楽天ゴールデンイーグルス)

この結果、楽天は単独で5位。ソフトバンクはダイエー時代の1996年、生卵を投げられたとき以来12年ぶりに最下位となりました。

◆2008年パ・リーグ最終結果

勝率
西武144766440.543
オリックス144756810.5242.5
日本ハム144736920.5144
ロッテ144737010.514.5
楽天144657630.46111.5
ソフトバンク144647730.45412.5
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