2020年1月「茅ヶ崎100人カイギ」が初開催 音楽をテーマに5人のゲストが登壇しました
2020/10/16

その街で働く100人を起点に身近な人と人をゆるやかにつなぐイベント「100人カイギ」が全国的に広まりをみせているなか、2020年1月16日(木)に神奈川県茅ヶ崎市でもついに「茅ヶ崎100人カイギ」が始まりました。
「100人カイギ」は毎回5人のゲストスピーカーが10分間プレゼン。話し手と聴衆が交流を図るスタイルのイベントです。
2016年1月に東京都港区で始り、茅ヶ崎市が全国40番目の開催。
毎回5人のゲストが登壇し、20回計100人に達したところで解散となります。
スポンサーリンク茅ヶ崎100人カイギのテーマは「音楽」
2020年1月16日(木)、第1回目の「茅ヶ崎100人カイギ」が茅ヶ崎駅北口から徒歩3分のルアンビル5階のルアンホールで開催されました。
ルアンビルは1階にスペインクラブ茅ヶ崎があるビル。
5回に催し物ができる素敵なホールがあるとは今まで知りませんでした。

100人カイギに先立ち、代表である石田秀樹氏から「茅ヶ崎100人カイギ」の設立趣旨などについてお話がありました。
茅ヶ崎100人カイギでは、「音楽」というテーマがゆるく設定されています。
加山雄三、桑田佳祐、最近ではサチモスといったミュージシャンを産み出し、山田耕筰や中村八大などの偉大な作曲家も輩出した茅ヶ崎ならではのテーマです。
音楽には多様性と求心力があり、非常に身近な存在であり楽しいもの。共感やつながりも生まれやすいです。
「音楽のまち Chigasaki」というブランドを確立し、音楽を通して地域の活性化を図りたい想いが根底に流れています。

司会を任されていたのが茅ヶ崎の高校生・久保田梨花さん。
たのもしい若い力も茅ヶ崎100人カイギの運営を支えています。茅ヶ崎の将来は明るいですね。
栄えある第1回目の「茅ヶ崎100人カイギ」に登壇したゲストスピーカーの皆さんを登壇順に紹介します。

Macky/牧野敬範さん
◆空間デコレーター D.D.B.( Day Dream Believers)主催

無機質な何もない空間で音楽を聴くよりも、照明や飾りつけのある場所のほうが気分よく聴くことができます。
Mackyさんが過去に手掛けたデコレーションを、自身が空間づくりで大切にしているポイントを交えながら解説してくれました。
自然との調和が意識されたデザインは、ビーフシチューのお店、ビアガーデン、病院で開催されたマルシェなど、あらゆる場面に引っ張りだこ。
柳島キャンプ場で行われた音楽イベントでは、すすきや流木、ひょうたん等とコラボしたデコレーションを担当。想像以上の発見があったそうです。
茅ヶ崎100人カイギの会場もMackyさんのデコレーションにより、なんとなく神秘的な空間になっていました。

D.D.B.( Day Dream Believers)公式サイト
※D.D.B 7th Anniversary ill chillin’ festival express 2020が2020年5月9日(土)に開催されます(開催延期)
綾和也さん
◆ミュージシャン

面白バンド「お達者クラブ」で数々のパロディCDを出しましたが売れずにスタッフに転身。ミュージシャンのマネージャーなどを務めました。聴衆を絶えず飽きさず笑いの絶えない話術は芸能界で鍛えられたものでしょうか。
業界引退後にバンド活動をしていましたが、ライブハウスやオープンマイクなどアマチュア音楽活動が盛んな茅ヶ崎に魅力を感じ逗子からお引越し。
茅ヶ崎のアマチュア音楽活動について思ったのが、ライブハウスごとの派閥みたいに分かれて交流が盛んでないのがもったいないとのこと。全体で情報を共有できるものを作るべきだとの意見には納得させられました。
関口良子さん
◆老舗スナック『ヴィヴィアン』のママ

茅ヶ崎のレディガガとも呼ばれ、ちがさきプロレスの会場で熱心に声援を送る姿も若々しい関口さんは「ヴィヴィアン」というスナックを経営しています。
やまゆり園の件など、若者によって引き起こされた最近の事件に心を痛めて悔しさを感じています。
誰にも言えない悩みを抱えて「ヴィヴィアン」を訪ねてくる若い人の話を聞き、豊富な経験から導きだされたアドバイスで心を開いてくれる。
若者に愛と感動を与え、いい大人に成長していってもらいたいという関口さんの思いに会場からは万雷の拍手が送られました。
参考
滲み出る生き様。ロックな個性派ママ、良子さんがいるお店。茅ヶ崎『ヴィヴィアン』(TOKYO WISE)
釈順正さん
◆湘南ロックンロールセンターAGAIN代表

茅ヶ崎市今宿の来恩寺で育ち現在は築地本願寺に勤務するお坊さんである傍ら、ロックにも造詣が深く昨年(2019年)開催された 「湘南ロックンロールセンターAGAIN2019」 のオーガナイザーも務めました。
2019年7月には、加山雄三が誕生した1937年からサザンオールスターズが紅白歌合戦初出場を果たした1979年までの茅ヶ崎サウンドにまつわる事象を徹底研究した著書「ぼくらの茅ヶ崎物語」を出版しました。
本を作る過程で、パシフィックホテルの写真などかつての茅ヶ崎に関する資料を集めたという釈さんの夢は、湘南サウンドや茅ヶ崎の音楽にまつわる資料を集めた資料館を作るということ。
写真ならびに空き家を探しているとのことです。
田中賢三さん
◆茅ヶ崎市観光協会会長
田中さんが関わった茅ヶ崎市で開催された音楽ライブが紹介されました。
サザンライブ 1981年 茅ヶ崎市民文化会館
サザンライブ 2000年 茅ヶ崎公園野球場
サザンライブ 2013年 茅ヶ崎公園野球場
加山雄三コンサート 1996年 茅ヶ崎市民文化会館
(茅ヶ崎商工会議所50周年)
加瀬邦彦&ワイルドワンズ 2006年 茅ヶ崎市民文化会館
(茅ヶ崎商工会議所60周年)
他の人には言えない裏話もちょろっと出ました。
その他、サザン芸術花火や中央公園にある山田耕筰の赤とんぼの碑などについても言及しました。
観光協会でまとめた茅ヶ崎の文化人の系図は圧巻。
「茅ヶ崎は才能が沸いてくる街」それをもっと発展させていくのが今住んでいる我々の役目と力説されていました。
第2回茅ヶ崎100人カイギ
2020年2月「第2回茅ヶ崎100人カイギ」が開催されました 茅ヶ崎の音楽人口を増やすにはどうしたらいい?
登壇者 karyangさん、武田久美子さん、谷川将史さん、長岡大地さん、SISTER KAYAさん
茅ヶ崎100人カイギの主催は、音楽でまちをおもしろくする仲間が集まる場「MUSIC COMMUNITY 音C魂(おとしだま)」
「茅ヶ崎100人カイギ」2回目は2020年2月20日(木)
毎月第3木曜日に開催される「茅ヶ崎100人カイギ」
2回目は2020年2月20日(木)に、同じくルアンホールで19時から。
◆ゲスト
・karyangさん(DJ)
・武田久美子さん(ナレーター/FM湘南ナパサパーソナリティー)
・谷川将史さん(ネジ屋の営業&ミュージシャン)
・長岡大地さん(新日本フィルハーモニー交響楽団 事務局スタッフ)
・SISTER KAYAさん(レゲエシンガー)
Peatixから申し込みできます(参加費1,000円)
順調に行くと20回目は2021年8月の予定。
2020年2月「第2回茅ヶ崎100人カイギ」が開催されました 茅ヶ崎の音楽人口を増やすにはどうしたらいい?
湘南地区で行われる100人カイギ
湘南地区では茅ヶ崎以外でも100人カイギは行われていて、直近では鎌倉市と平塚市での開催が予定されています。茅ヶ崎よりも回数を重ねている先輩だ。
鎌倉市100人カイギ Vol.4
2020年2月21日(金)開催 19:00〜 HATSU鎌倉
◆ゲスト
・青木登さん(鎌倉人力車 有風亭)
・青木いづみさん(鎌倉茶房有風亭/清仙会)
・尾渡英生さん(湘南モノレール株式会社 代表取締役社長)
・鈴木章夫さん(かまくら駅前蔵書室/鎌倉経済新聞)
・山崎達璽さん(映画監督)
※申し込み Peatix(参加費1,000円)
平塚100人カイギ vol.15
2020年3月8日(日)開催 18:00〜 ひらつか市民活動センター
◆ゲスト
・斎藤葵さん(湘南バレエ・コンペティション プロデューサー)
・大谷誠一さん(平塚市サッカー協会理事)
・諸江栄美さん(ボーンブロス研究家)
・安村俊毅さん(フリースクールT&M代表)
※申し込み Peatix(参加費999円)
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