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相撲レファレンスをGoogle chromeで翻訳したら四股名が変に 「ハオハオロード」「ポジティブ世代」「とんでもない山」に「サービス部門」って誰?
大相撲ファンなら誰でも見たことがあるサイト「相撲レファレンス」
本場所ごとの番付と成績が江戸時代から掲載されていて、さらに横綱から新弟子まで各力士ごとの個人成績も見られる上に、誰がいつどんな記録を残したかを調べる検索機能も充実。
大相撲ファンにとって無くてはならないサイトになっています。
先日も、いつものようにパソコンを使って「相撲レファレンス」をGoogle chromeで閲覧していたところ、ふと右上にポップが出ていることに気付きました。
「このページを翻訳しますか?」
ちゃんと全部日本語で表示されているのに、なんでこんなポップが出るんだろうか?
四股名とか漢字ばっかりなので中国語のサイトと認識されてしまったのか。
せっかくなので「翻訳」をポチッと。
そうしたら、なんか四股名がいろいろとおかしなことになってしまいました。
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「ハオハオロード」「ポジティブ世代」とは?
こちらは今場所(2019年11月場所)の横綱から小結までの幕内上位番付。
これを翻訳するとどうなるかというと。
なんかおかしなことになっとる。
幕内からして「カーテンの中」とはね。
横綱の鶴竜が「クレーン」
鶴だけ残った。竜はどこ行った。
横綱の白鵬は「白P」
同じ部屋で今大人気の小兵力士・炎鵬を売り出している敏腕プロデューサーという感じがしないでもない最近の白鵬。
大関・豪栄道は「ハオハオロード」
ハオハオは中国語でいいことも悪いことも受け入れて前を向いて行こういうことなのかな? 来場所カド番だけど「ハオハオ!」
関脇・栃ノ心は「心」
心だけが残りましたが、本人は度重なるケガで自分の思い通りの相撲が取れずに大関から陥落。心ここにあらずといったところでしょうか。
小結・遠藤は「遠藤」
そのまんま。ほかに隠岐の海と東龍も変わらないんですよね。
前頭から十両にもまだ突っ込みがいのある四股名がありますよ。
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トップ6(前頭6)の「ヤン・ペン」は炎鵬。炎はヤンというんですね。小結・阿炎も「あやん」になってました。
「舞い上がる」は剣翔。剣の舞からの連想でしょうか。
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トップ10(前頭10)の「ポジティブ世代」は正代。
正代といえば新十両昇進会見で「対戦してみたい力士は全然いない。できればみんな当たりたくない」「対戦を想像すると緊張する。飯も食えない」などのネガティブ発言が相撲ファンには有名。
せめて四股名だけでもポジティブに行こうか。
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貴源治と一山本が1文字ずつ行方不明に。
旭大星が徐大興と中国の昔の武将みたいな名前に。唐時代っぽいな。
琴ノ若が「Yuゆるお」とは意味不明。なんでネット上のキャラクターみたいな名前になったのか。
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「横たわる薬」って何のことかと思ったら臥牙丸とは。
臥竜(がりょう)や臥薪嘗胆にも使われる「臥」は、横になってねる・うつぶせになる・やすむといった意味があります。
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「サービス部門」とは誰?
幕下以下にもおかしな四股名がいっぱい。
目に付いたものをちょっと拾ってみました。
「数千人の皇帝」→ 千代ノ皇(東幕下5)
「とんでもない山」→ 荒篤山(東幕下14)
「空を踊る」→ 朝天舞(東幕下37)
「ジン・シャンの場合」→ 若錦翔(東三段目75)
「海を挽かなければならない」→ 須磨ノ海(東三段目92)
「8人の女の子」→ 八女の里(西序二段13)
「ホームアイランド」→ 家の島(西序二段36)
「新しい住宅」→ 新屋敷(西序二段38)
そして番付の一番下、序ノ口まで来てとんでもない四股名を見つけました。
西序ノ口29枚目に顔を出した「サービス部門」
これは一体誰なのかというと。
服部桜!
服部桜といえば、初土俵以来なかなか勝つことができず大相撲史上ワーストの89連敗を記録、通算成績も3勝165敗1休(2019年9月場所まで)。
対戦相手からしたら絶対に勝てる、つまり1勝サービスされたようなものだからといって……。
ここだけ自動翻訳じゃなくて、手動で翻訳してないか?
とまあ、ほかにも翻訳で四股名がおもしろいことになってるので、見てみてください。
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