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【大相撲記録】白鵬が横綱昇進から12年73場所目にして初めて同部屋自前の土俵入りを披露 太刀持ちを炎鵬、露払いを石浦が務める

2019年9月場所、白鵬が横綱昇進から12年73場所目にして初めて、同じ宮城野部屋所属の幕内力士2人を従えて土俵入りする「自前の横綱土俵入り」を実現しました。

横綱土俵入りには、従者として太刀持ちと露払いの2人が従います。

太刀持ちと露払いができるのは幕内力士だけ。

横綱と同じ部屋に幕内力士がいない、もしくは1人だけの場合は同じ一門など他の部屋の幕内力士が務めることになります。

先場所幕内2場所目の炎鵬が技能賞を受賞し番付を上げ、石浦が再入幕。

炎鵬と石浦が同時に幕内となったことで、ついに宮城野部屋自前の横綱土俵入りが実現です。

 

 

 

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白鵬以外の宮城野部屋の幕内力士は少ない

白鵬が所属する宮城野部屋では、白鵬の横綱昇進以後あまり多くの幕内力士を輩出していません。

白鵬が新横綱として登場した2007年7月場所。宮城野部屋にはモンゴル出身の龍皇が幕内にいて土俵入りに従っていましたがすぐに十両に陥落。

約5年後の2013年5月場所に大喜鵬(山口)が入幕するも1場所で陥落。

さらに3年たち、2016年11月場所で石浦が入幕。幕内の座をなんとか保ち、横綱土俵入りを引き立てます。

そして2019年5月場所、炎鵬が待望の入幕。白鵬の横綱昇進後はじめて幕内力士が2人そろい、ついに自前の土俵入りが観れるかと思いきや、白鵬がケガで休場したためにお預け。

7月場所、白鵬は土俵に戻ってきたものの、石浦が5月場所で大きく負け越して十両に陥落してしまったため、またもや実現ならず。

そしてついに9月場所。十両で勝ち越した石浦が再入幕。再び炎鵬と石浦が幕内に並び立ちました。

◆白鵬横綱昇進後の宮城野部屋の幕内力士

場所
2007/07 龍皇
2007/09 龍皇
2007/11
2008/01
2008/03 龍皇
2008/05
2013/03
2013/05 大喜鵬
2013/07
2016/09
2016/11 石浦
2017/01 石浦
2017/03 石浦
2017/05 石浦
2017/07 石浦
2017/09 石浦
2017/11
2018/01 石浦
2018/03 石浦
2018/05 石浦
2018/07 石浦
2018/09 石浦
2018/11
2019/01
2019/03 石浦
2019/05 石浦 炎鵬
2019/07 炎鵬
2019/09 石浦 炎鵬

白鵬が横綱に昇進する直前、宮城野部屋には幕内経験のある光法が十両にいましたが、白鵬が横綱に昇進した2007年7月に幕下へ陥落してしまい、再入幕めざして奮闘したものの力つき引退。

白鵬が新入幕だった2004年5月場所が白鵬と光法が幕内に並び立った最初で最後の場所となってしまいました。

 

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自前の土俵入りをした横綱・できなかった横綱

44代・栃錦以降の横綱。2019年7月場所終了現在。

「自前」欄
○…太刀持ち・露払いともに同部屋あり
△…片方が同部屋力士の土俵入りあり
×…同部屋力士との土俵入りなし

△の横綱の場合、初めて同部屋の力士と土俵入りを行った場所を( )内で示しました。

横綱
(新横綱場所)
自前 初の自前土俵入り
44 栃錦
(1955.1)
1955.3 鳴門海・栃光
45 若乃花1
(1958.3)
1958.9 若ノ海・若秩父
46 朝潮
(1959.5)
1959.5 若前田・愛宕山
47 柏戸
(1961.11)
(1966.11 藤ノ川)
48 大鵬
(1961.11)
1962.9 玉嵐・宮ノ花
49 栃ノ海
(1964.3)
1969.5 若鳴門・栃王山
50 佐田の山
(1965.3)
1965.3 北の富士・金乃花
51 玉の海
(1970.3)
×
52 北の富士
(1970.3)
(1972.3 北瀬海)
53 琴桜
(1973.3)
(1973.3 長谷川)
54 輪島
(1973.7)
1973.7 魁傑・若ノ海
55 北の湖
(1974.9)
1974.9 増位山・吉王山
56 若乃花2
(1978.7)
1978.7 隆ノ里・大觥
57 三重ノ海
(1979.9)
1979.9 出羽の花・鷲羽山
58 千代の富士
(1981.9)
1984.3 保志・若の富士
59 隆の里
(1983.9)
1983.9 飛騨乃花・大寿山
60 双羽黒
(1986.9)
×
61 北勝海
(1987.7)
62 大乃国
(1987.11)
1988.3 花乃湖・花ノ国
63 旭富士
(1990.9)
1990.9 旭道山・旭豪山
64
(1993.3)
(2000.9 高見盛)
65 貴乃花
(1995.1)
1995.1 貴闘力・浪乃花
66 若乃花3
(1998.7)
△? (1999.9 安芸乃島?)
67 武蔵丸
(1999.7)
1999.7 出島・武双山
68 朝青龍
(2003.3)
2003.3 闘牙・朝赤龍
69 白鵬
(2007.7)
(2007.7 龍皇)
70 日馬富士
(2012.11)
2013.1 安美錦・宝富士
71 鶴竜
(2014.7)
×
72 稀勢の里
(2017.3)
(2017.3 高安)

※44代栃錦~59代隆の里までは『古今横綱大事典(60人目横綱誕生記念)』(読売新聞社・1986年)を基に作成。

※60代双羽黒以降は、自分の記憶と当時の雑誌等を基に作成

 

白鵬以前に、自前の土俵入りまで時間がかかったのが千代の富士。

1981年9月に横綱に昇進したとき、同じ九重部屋に所属する幕内力士はゼロ。高砂一門の朝潮や富士桜の手を借りて土俵入りを務めていました。

同部屋の若の富士が1982年3月に、保志(北勝海)が1983年9月に入幕したものの、若の富士が十両に陥落するなどすれ違いが続きます。ようやく、若の富士と保志が幕内にそろったのが1984年3月場所で、横綱在位16場所目になっていました。

 

貴乃花と同時期に横綱を張った若乃花3おにいちゃんは、同じ部屋の安芸乃島と貴闘力が基本的に貴乃花の土俵入りに従う形になったので、二所一門の若の里、隆乃若、玉春日、五城楼、琴龍などを従えての土俵入りとなりました。

1999年9月場所で貴乃花が途中休場したとき、安芸乃島が太刀持ちを務めたのが初の同部屋力士との土俵入りかな。

 

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同部屋力士との土俵入りまで時間がかかった柏戸と曙

柏戸

柏戸は1961年11月場所で大鵬と同時に横綱に昇進。

所属する伊勢ノ海部屋に幕内力士はおらず、時津風一門の鶴ヶ嶺、豊国、岡ノ山などの助けを借りて土俵入りを行っていました。

1966年11月場所、弟弟子の藤ノ川が新入幕。

横綱昇進から5年、在位30場所目にて同部屋力士と土俵入りを務めることができました。

1993年3月場所が新横綱。

東関部屋は曙以外の関取がいない状態が続き、1995年9月に大喜が十両に昇進したものの幕内までは届きませんでした。

曙に続く幕内力士の誕生は2000年7月場所の高見盛でした。

しかし、アマチュア横綱から幕下付け出しで入門した高見盛は髪の伸びが追いつかず大銀杏に結えなかったので土俵入りはお預け。土俵入りに従ったのは翌9月場所のことでした。

横綱昇進から7年、在位46場所目のこと。

しかし、高見盛は3日目の土俵でケガを負って休場し次の場所で十両陥落。

曙も11月場所で11回目の優勝を果たすものの、ひざのケガが悪化し引退を決意したため、同部屋力士との土俵入りができたのはわずか3日間だけでした。

 

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同部屋力士と土俵入りできなかった横綱

玉の海、双羽黒、鶴竜の3横綱が一度も同部屋力士を従えての土俵入りができていません。

玉の海

横綱在位中に病没した玉の海は、横綱昇進時に所属する片男波部屋に関取が他にいませんでした。

玉の海最後の場所となった1971年9月場所で、弟弟子の玉輝山が新十両に。

1974年5月場所(在位26場所目)まで取り続けていたら玉輝山と一緒に土俵入りが、1975年5月場所(在位32場所目)まで取り続けていたら玉輝山・玉ノ富士と自前土俵入りができていたかもしれません。

もっとも玉の海が生き続けていたら、当然2人に稽古を付けて力を付けていたでしょうから、自前土俵入りの時期も早くなっていたかも。

双羽黒

双羽黒は、トラブルにより1987年11月場所を最後にわずか24歳で廃業。

横綱在位中の立浪部屋の関取は、1987年11月に新十両となった北吹雪のみ。

廃業後に入門した大翔山と大翔鳳が幕内力士に。

1990年9月場所(在位25場所目)まで取り続けていたら大翔山と一緒に土俵入りが、1991年7月場所(在位30場所目)まで取り続けていたら大翔山・大翔鳳と自前土俵入りができていたかもしれません。

鶴竜

鶴竜は自身が十両に昇進して以来、同じ部屋に関取がいたことがなく、2019年9月場所現在で部屋の力士も鶴竜も含めてわずか3人のみ。

横綱在位32場所目になりましたが、今のところ弟弟子から幕内力士が生まれる気配はありません。

自前土俵入りができない記録がまた続きそうです。

 

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