【大相撲ミステリー】2019年7月場所千秋楽、阿炎と玉鷲の取組順はなぜ入れ替わったのか?
横綱鶴竜6回目の優勝で幕を閉じた2019年7月場所。
4人いる大関が全員休場してしまうなどの波乱がありながらも、最後は横綱同士の優勝をかける一番で終わってめでたしめでたし!
……と思いきや、千秋楽の土俵に大いなる謎を残してしまったのでした。
スポンサーリンク
取組の順番が……?
こちらが2019年7月場所の幕内上位陣の番付
東 | 地位 | 西 |
鶴竜 | 横綱 | 白鵬 |
豪栄道(休場) | 大関 | 高安(休場) |
貴景勝(休場) | 大関 | 栃ノ心(休場) |
御嶽海 | 関脇 | 玉鷲 |
阿炎 | 小結 | 竜電 |
… | ||
琴奨菊 | 前頭5 | ― |
― | 前頭6 | 志摩ノ海 |
阿武咲 | 前頭8 | ― |
千秋楽は、横綱同士、大関同士など上位から近い順に取組が組まれていきます。
こちらが千秋楽の取組(三役陣登場以降を抜粋)
右から左へと順に取組が進んでいきます。
結びの一番は横綱同士、鶴竜と白鵬の対戦。これは当然。
その前は大関同士の一番……といきたいところですが、大関は全員休場してしまっているので、東の関脇御嶽海の取組となります。
御嶽海は他の三役陣とすでに対戦してしまっているので、前頭6枚目の志摩ノ海を抜擢。
そうなると今度は西の関脇玉鷲の取組のはずですが、なんと東の小結阿炎と前頭5枚目琴奨菊の一番になってしまっています。
玉鷲と前頭8枚目阿武咲の取組は是より三役の前になってしまいました。
本来番付順なら
阿炎(東小結)-琴奨菊(前頭5)
〈是より三役〉
阿武咲(前頭8)-玉鷲(西関脇)
御嶽海(東関脇)-志摩ノ海(前頭6)
鶴竜(東横綱)-白鵬(西横綱)
という順番になるはずですが、
実際は
阿武咲(前頭8)-玉鷲(西関脇)
〈是より三役〉
阿炎(東小結)-琴奨菊(前頭5)
御嶽海(東関脇)-志摩ノ海(前頭6)
鶴竜(東横綱)-白鵬(西横綱)
の順で取組は進んでいきました。
阿炎と玉鷲の順番が入れ替わってしまったのです。
なぜ入れ替わってしまったのかの説明は、取組編成を担当する審判部からの説明はありませんでした。
どちらの取組も、次代の相撲界を担う伸び盛りの若手vsベテラン力士の構図で、とくに阿炎をフューチャーする理由も無いようなのですが。
どうして、このような順番が順番になったのか理由を考えてみると
・単なるミス
・阿炎と琴奨菊の対戦は7勝7敗同士の勝ち越しをかける一番なので、盛り上がる相撲を注目の集まる是より三役以後に持っていきたかった
・大関が不在なので、元大関の琴奨菊を大関の代わりとして是より三役に入れておきたかった
・単なるミス
・阿炎の四股がきれいなので、三役揃い踏みでもじっくり堪能してもらいたかった
・審判部がうっかり順番をまちがえた
・単なるミス
など、いろいろ挙がりましたが、どうもしっくりするものがないですね。
大相撲は番付の地位がモノを言う世界。関脇と小結の間にはひっくり返すことのできない絶対的なものがあると思いますが、なぜ順番が変わってしまったのか、理由を教えてもらいたいものです。
スポンサーリンク
●大相撲ガイド:大相撲の基礎知識を解説します
●珍決まり手:めったに見られない珍しい決まり手の解説と出現頻度など
●大相撲観戦:国技館観戦記や国技館おみやげ情報など
●大相撲イベント:大相撲イベント等の記録。
●地方巡業:地方巡業の日程など
●予想番付:毎場所後に次の場所の幕内と十両の番付を予想してます。
●四股名:力士の四股名に関する話題あれこれ
●相撲女子
●三賞一覧
●関取一覧:昭和以降に関取として土俵にあがった力士の一覧です
■
スポンサーリンク