【大相撲記録】再出場した横綱大関
2019/05/29
2019年5月場所新大関の貴景勝は4日目の相撲で右膝を負傷。翌5日目から休場していましたが、8日目から再出場をすることになりました。
大関が再出場することは珍しく、1951年1月場所の汐ノ海以来6年ぶりのことです。
横綱まで含めると貴景勝の前師匠である貴乃花が2003年1月場所で記録して以来。この場所の貴乃花は再出場するも負けが込んで引退という結果になってしまいました。
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昭和以降に記録された横綱大関の再出場を紹介します。初日から休場していて途中から出場した例も取り上げます。
※不戦敗の日は出場日に含めません
横綱の再出場
年/月 | 力士 | 出場日 | 成績 |
1929/05 | 宮城山 | 6~11 | 3勝3敗5休 |
1930/10 | 宮城山 | 1~4 10~11 | 1勝6敗4休 |
1948/10 | 前田山 | 1~6 10~11 | 3勝6敗2休 |
1949/01 | 前田山 | 1~5 12~13 | 5勝3敗5休 |
1950/01 | 羽黒山 | 1~4 11~15 | 6勝4敗5休 |
1950/01 | 東富士 | 1~2 7~15 | 6勝6敗3休 |
1952/01 | 東富士 | 1~7 13~15 | 7勝4敗4休 |
1952/05 | 羽黒山 | 1~6 13~15 | 7勝3敗5休 |
1952/09 | 東富士 | 1~8 11~15 | 7勝7敗1休 |
1953/01 | 千代ノ山 | 1~2 11~15 | 4勝4敗7休 |
1954/01 | 東富士 | 1~4 11~15 | 3勝7敗5休 |
2003/01 | 貴乃花 | 1~2 5~8 | 4勝4敗1休 |
*1929/05、1930/10、1948/10は11日制。1949/01は13日制
戦後まもない1948年から1954年の間に頻出。
大関の再出場
年/月 | 力士 | 出場日 | 成績 |
1928/01 | 大ノ里 | 6~11 | 3勝3敗5休 |
1929/03 | 能代潟 | 1 7~11 | 4勝3敗4休 |
1929/09 | 常陸岩 | 1~2 8~11 | 3勝3敗5休 |
1951/01 | 汐ノ海 | 1~3 8~15 | 0勝12敗3休 |
2019/05 | 貴景勝 | 1~4 8 | 3勝4敗8休 |
*1928/01、1929/03、1929/09は11日制
横綱と比べると数は少ないです。貴景勝は戦後15日制になって2人目の大関再出場。
再出場を果たせなかった無念の若ノ花
1957年5月場所で初優勝した大関若ノ花が綱取りに挑んだ1957年9月場所。
場所前に長男を不慮の事故で亡くすという悲劇に見舞われた若ノ花は、無念の思いを土俵にぶつけ初日から12連勝の快進撃。しかし、心労がたたったのか扁桃炎から高熱を発して13日目から休場。千秋楽は出場することを決めるも当日に病状が悪化して再出場を断念。千秋楽は不戦敗になりました。
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