【プロ野球記録】同一相手との連戦記録 西鉄が東映と9連戦
2020/06/29

ペナントレースでは同じ相手との3連戦を繰り返すのがパターンになっていますが、シーズン終盤など日程の消化がきつくなってくると同じ相手と4連戦5連戦などということも起こります。
同一相手との連戦の最高記録は、1957年10月11日~17日にかけての西鉄vs東映9連戦。
1956年9月4日~6日には、近鉄vs東映がすべてダブルヘッダーで6連戦というものがありました。
※2020年シーズンは、移動による新型コロナウイルス感染のリスクを最小限に抑えるため8月下旬まで同一相手との6連戦を繰り返す日程となっています。
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1957年10月11日~17日の7日間でダブルヘッダーを含む9連戦。
すべて平和台球場。
1957年 | 西鉄 | スコア | 東映 |
---|---|---|---|
10月11日 | 若生忠男 | ○12-3 ● | 中野隆夫 |
10月12日 | 稲尾和久 | ○ 2-1 ● | 富永格郎 |
10月13日① | 河村久文 | ○11-3 ● | 飯尾為男 |
10月13日② | 西村貞朗 | ○ 6-3 ● | 牧野伸 |
10月14日 | 西原恭治 | ○ 2-1 ● | 富永格郎 |
10月15日 | 有吉洋雅 | ● 4-5 ○ | 宮沢澄也 |
10月16日① | 若生忠男 | ● 3-4 ○ | 土橋正幸 |
10月16日② | 島原幸雄 | ○ 3-0 ● | 福島郁夫 |
10月17日 | 北原啓 | ● 6-12○ | 富永格郎 |
※氏名は責任投手
○数字はダブルヘッダー
前半は西鉄が5連勝。後半になって東映が3勝1敗と巻き返しました。
10月13日のダブルヘッダー第2試合では、西鉄がパ・リーグ優勝を決めています。
優勝を決めた10月13日第2試合と、優勝から一夜明けた10月14日の先発メンバーを比較。
10月13日 | 10月14日 | |
---|---|---|
1 | (中)高倉照幸 | (中)荻孝雄 |
2 | (遊)豊田泰光 | (二)小淵泰輔 |
3 | (三)中西太 | (右)花井悠 |
4 | (右)大下弘 | (遊)豊田泰光 |
5 | (左)関口清治 | (一)井上忠行 |
6 | (一)河野昭修 | (三)城戸則文 |
7 | (二)仰木彬 | (左)平塚宝 |
8 | (捕)和田博実 | (捕)久保山誠 |
9 | (投)島原幸雄 | (投)西原恭治 |
優勝がかかった10月13日は、これぞ西鉄ライオンズというべき黄金時代最強のメンバー。稲尾和久が9回からリリーフして胴上げ投手になっています。
翌日になると一転。豊田以外のレギュラーメンバーはすべて引っ込み、若手選手ばかりのスタメンに。
のちに成績を残したのは小淵泰輔と城戸則文くらいで、ほぼ無名といってメンバーです。
中西と河野は途中から試合に出場したものの、みんな前夜の祝い酒でぐったりだったんだろうなあ……。
近鉄vs東映6連戦
1956年9月4日~6日の3日間、すべてダブルヘッダーで6連戦。
すべて藤井寺球場。
1956年 | 近鉄 | スコア | 東映 |
---|---|---|---|
9月4日① | 山下登 | ●1-4○ | 宮沢澄也 |
9月4日② | 佐藤良一 | ○4-1● | 海野尚武 |
9月5日① | (黒田勉) | △1-1△ | (原利忠) |
9月5日② | 関根潤三 | ●3-5○ | 布施勝巳 |
9月6日① | 武智文雄 | ●3-5○ | 牧野伸 |
9月6日② | (永井康雄) | △4-4△ | ( 米川泰夫) |
※氏名は責任投手。引き分け試合の( )内は先発投手
○数字はダブルヘッダー
近鉄の1勝3敗2分。
引き分けの2試合は、9月5日第1試合が延長12回。9月6日第2試合が7回裏日没コールドとなっています。
1988年の近鉄、2020年のロッテが同一対戦相手に6連戦6連勝を記録しています。
詳しくは
・【プロ野球記録】同一相手6連戦で6連勝 ロッテが同一球場では史上初
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