四股名に「嵐」が付く関取の活動休止(引退)時期一覧
「嵐」という漢字が四股名に使われた関取(昭和以降)と、その活動休止(引退)をまとめてみました。
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「嵐」が四股名に付く関取(昭和以降)と活動休止(引退)時期
四股名 | 読み | 最高位 | 活動休止(引退) |
若嵐 | わかあらし | 前頭18 | 1955.01 |
玉嵐 | たまあらし | 前頭4 | 1967.07 |
嵐山 | あらしやま | 前頭12 | 1972.05 |
朝嵐 | あさあらし | 前頭12 | 1973.03 |
陸奥嵐 | むつあらし | 関脇 | 1976.03 |
谷嵐 | たにあらし | 前頭4 | 1982.11 |
花嵐 | はなあらし | 十両9 | 1985.11 |
騏乃嵐 | きのあらし | 前頭2 | 1991.09 |
琴嵐 | ことあらし | 十両9 | 1997.03 |
嵐 | あらし | 十両10 | 2000.01 |
鬼嵐 | おにあらし | 十両7 | 2014.07 |
大砂嵐 | おおすなあらし | 前頭1 | 2018.03 |
千代嵐 | ちよあらし | 十両10 | ※現役 |
そのままズバリ「嵐」
ズバリ四股名が「嵐」そのものなのは、広島県出身で九重部屋に所属した嵐。
本名の山根で1986年3月場所で初土俵。通算70場所目の1997年11月場所で十両に昇進。新十両の場所は8勝7敗と勝ち越すも2場所目で大敗し幕下に落ち、復活LOVEは叶わず2000年1月場所を最後に引退しました。
山根から嵐へ改名したのが1994年3月。アイドルグループ「嵐」の結成は1999年。嵐として世に出たのはこちらの方が先輩となります。
明治42年(1909年)の両國国技館開館以後9人しかいない漢字一文字関取の一人です。
「嵐」の付く関取は多士済々
玉嵐は、嵐という激しい漢字を使った四股名ですが、本人は相撲人形のような童顔で、サクラ咲けとばかりの笑顔はにこにこしていて微笑ましいものでした。
朝嵐は、時間いっぱいの仕切りの時に土俵上に落ちていたごみを捨てに土俵外へ出たところ戦意喪失とみなされ反則負けになったことがあります。
陸奥嵐は、嵐の付く昭和以降の関取の中で唯一三役に上がりました。「東北の暴れん坊」の異名をとり、河津掛けの奇手や豪快な吊りを得意手として1960年代から1970年代にかけての土俵に大いに嵐を吹かせ観客を沸かせました。1968年1月場所3日目、大横綱大鵬を速攻からの切り返しで尻もちをつかせて感謝カンゲキ雨嵐。大鵬は翌日から休場に追い込まれました。横綱大鵬から3勝してますが、そのうちの2勝は不戦勝。
谷嵐は、山口という四股名でも活躍。誰も知らない……ってことは無いとおもいますが、DeNAから巨人に移籍した山口俊投手の父親です。山口投手のニックネーム「どすこい」の由来となっています。
花嵐は、学生横綱から鳴り物入りで花籠部屋に入門。引退後はプロレスラーとなり「大黒坊弁慶」のリングネームで人気を博しました。覆面レスラー「嵐」の初代として活躍していたこともあります。2代目「嵐」として活動している高木功も元力士(十両・卓越山)。2代目嵐は2006年にちょっとやらかして強制的に活動休止になったことがあります。
騏乃嵐は、20歳の若さで入幕を果たして横綱北の湖を破る金星を上げるなどホープとして期待されましたが、ひざのケガのため三段目まで陥落。決してあきらめないナイスな心意気で4年かけて幕内に返り咲きを果たしました。
大砂嵐は、エジプト出身でアフリカ大陸初の関取。サハラ砂漠をイメージさせる四股名が付けられました。日本の慣習にとまどいながらも初土俵から10場所目で入幕のスピード出世。横綱をも恐れさせる立ち合いのかちあげなどを武器に、史上初めて初金星から2日続けて金星獲得の記録を作るなど土俵上に嵐を吹き込みましたが、度重なるケガのために十両に低迷。自動車事故を起こしたことをきっかけに相撲界での活動を休止せざるをえなくなってしまいました。
千代嵐は、嵐が四股名に付く現役力士の中で唯一の関取経験者。十両に2度上がるもその都度ケガに泣かされて幕下落ちを余儀なくされています。もっか関取に復帰すべき奮闘中。きっと大丈夫。十両に戻って来る日はやってきます。
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