【茨城県常総線沿線ツアー④】関東鉄道常総線は魅力溢れる路線 1両で走るワンマン列車に鉄ヲタを魅了する非電化複線
2018年4月7日(土)に茨城県常総市・下妻市・筑西市の3市合同でおこなわれた企画「常総線でゆくこでらんめぇラーメン&沿線の魅力紹介ブロガーツアー」
常総線沿線の3市を、守谷駅→水海道駅→下妻駅…大宝駅→下館駅と関東鉄道常総線の列車を乗り継いでいきました。
参考
【茨城県常総線沿線ツアー①】常総市水海道駅前のカレーがメインのラーメン屋さん、多国籍スーパーマーケット、バームクーヘン専門店に行ってきました
【茨城県常総線沿線ツアー②】下妻市のこでらんめなラーメン屋さん、景色が最高の公園、関東最古の八幡宮では湘南とのある縁が
【茨城県常総線沿線ツアー③】筑西市下館の鶏づくし人気ラーメン、美術館で空中散歩、最中が美味しい和菓子屋さん
今回は、常総線の魅力や特徴などを紹介していきます。この記事を見て常総線に乗ってみたいと思える人が多くなるといいなあ。
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常総線一日フリーきっぷ
今回のツアーで使ったきっぷは「常総線一日フリーきっぷ」
常総線内ならば1日中どこの駅で乗り降りしできる便利なきっぷ。
大人1,500円(小児750円)
常総線の起点・取手駅から終点の下館駅までの運賃が片道1,510円(ICカード・きっぷ同額)なので、全線乗り通すならば片道だけで元が取れることになります。
ただし、発売日が土曜・日曜・祝日限定なので注意。
ほかに茨城県民の日(11月13日)、年末年始(12月29日~1月3日)にも使えるようです。
学生さんならば、7月20日~8月31日まで学生専用の「常総線学生夏休み一日フリーきっぷ」も販売されるので要チェックです。
常総線には他にもおとくなきっぷがたくさん。
常総線(三妻~下館)とつくばエクスプレスの北千住・秋葉原間の往復割引乗車券「TX&常総ライン往復きっぷ」
常総線全線と真岡鐡道(下館~益子)間を1日中乗り降りできる「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」
など。
詳しくは「おとくなきっぷ|関東鉄道」のページを参照してください。
1両のワンマン列車
常総線の特徴のひとつが、1両で走るワンマン列車。
ラッシュ時などは2両以上で走ることもあるようですが、基本的には1両のワンマン列車が走ります。
ワンマンですので、ドアの開閉も運転士さんの仕事。無人駅では運賃の収受も運転士さん1人で対応することになります。
水海道~下館でワンマン列車を利用する場合は、駅員さんのいる大きな駅(水海道・下妻・下館)以外では、運転席側にある前のドアだけ開くのでそこから乗り降りします。他のドアは開きません。
PASMOやSuicaを持っている人は、駅に設置してある改札機にタッチ。乗り降りするときに運転士さんにカードを提示します。たまにちゃんと使える状態のカードであるかチェックすることもあるようなので、きちんと改札機にタッチしましょう。
現金の場合は、乗車時に整理券を取って、降車時に運賃を運賃箱に投入します。
運賃は上部にある運賃表で確認できます。バスみたいですね。
細かいお金が無い場合は両替できますが、2,000円以上の高額紙幣は両替できませんので注意です。
新型車両(キハ5010形)は運賃表もLED式の新しいものになっていて見やすいです。
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非電化複線
常総線の特徴として注目すべきもう一つのポイントは「非電化複線」
普通に列車を利用する分にはあまり気にならないかもしれませんが、鉄ヲタ的には重要な見どころです。
常総線を走る列車は電車ではなく気動車(ディーゼルカー)なんです。
東京のベッドタウンとして沿線人口が急増。取手~水海道間を複線化して列車本数を増加させましたが、電化はされませんでした。
電化がされない原因は、近くの石岡市にある気象庁地磁気観測所です。地磁気観測に影響を与えないように電化するには、多くの変電所を作ったりするなど多額の費用がかかってしまうのです。
日本の鉄道で複線の場所はほとんど電化されているので、非電化で残されているのは非常に珍しいです。
北海道函館本線・室蘭本線の函館~室蘭間や、九州の筑豊地方などにもありますが、長距離輸送や炭鉱の石炭輸送など主に貨物列車のためともいえるので、通勤が主な役割を担う路線は常総線だけではないでしょうか。
少なくとも首都圏で複線非電化が味わえるのは常総線だけ!
先頭車両から眺めた常総線の線路。
架線のない複線の線路が延びている景色は新鮮に映ります。
対向の列車とすれ違い。
駅構内以外で気動車同士のすれ違いが見れるのは首都圏では常総線だけ! 貴重なシーンです。
鉄道むすめ「寺原ゆめみ」
各地の鉄道路線を擬人化する「鉄道むすめ」シリーズ。
常総線のキャラクターは「寺原ゆめみ」
「寺原駅」と「ゆめみ野駅」から名前をもらっています。
設定されている趣味は鉄道模型。休日には鉄道模型を買いに秋葉原へ行くことも……って、つくばエクスプレスユーザーじゃないか!
常総線ギャラリー
守谷駅に停車中のキハ2200形(たぶん)。
2面4線の長いホームに、1両だけちょこんと停車している姿は何となくかわいらしいものがあります。
水海道駅に着く手前にある水海道車両基地に留置されている列車を車内から撮影。
右側のクリーム色にオレンジ帯の列車は、元は国鉄で走っていた車両だ。
水海道駅に停車中のキハ5000形。さっきの2200形との違いがよく分からないが。
昔ながら「THE・国鉄」という漢字の駅名票。
この武骨な感じも味わい深い。いつまでも残しておいてもらいたい物の1つです。
しかし、同じ駅でも発車案内票は最新のLED式で見やすくわかりやすくなっています。
新旧が共存している風景はおもしろいです。
水海道駅に停車するキハ2400形。
帯が矢印みたいになっています。車両によっていろいろ違うみたいですね。
水海道駅で並ぶ最新型のキハ5100形(左)とキハ2400形(右)。
水海道~下館は単線なので、上下線が行きちがう駅では列車2台が並ぶシーンがよくみられます。
大宝駅に停車中。キハ2200形のクリーニング専科ラッピング車両。
クリーニング専科は、株式会社ユーゴ―(茨城県小美玉市)が運営している茨城県・千葉県を中心に展開するクリーニング店。
黒いウサギのキャラクターは、クリーニング専科の選択職人で名前は「黒田ウーサー」。Twitter、LINEスタンプ、ぬいぐるみもあるよ。
常総線のほか、ひたちなか海浜鉄道、大洗鹿島線、茨城県内のバスにもラッピング車両が走っています。
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