ちがさきプロレス10観戦記(2017年12月10日)
2019/10/28
ちがさきプロレス10観戦記
2017年12月10日、地域活性化プロレス「ちがさきプロレス」が茅ヶ崎市内の湘南スタジオで開催されたので観戦してきました。
「ちがさきプロレス」は、2016年6月の1回目から2か月ごとに開催されていて今回が記念すべき10回目でした。
14時の試合開始を前に、13時30分から会場への入場開始。
湘南スタジオが入っているビルの3階にはフロアいっぱいに入場を待つ長蛇の列が伸びていました。けっこうのんびりした雰囲気でやるのかと思っていたんですが、かなりの熱気! 茅ヶ崎にこんなにプロレスファンがいたんだなと。
100席ほどあった座席は満席。当日券の人で後から来た人は立ち見にならざるをえないほど。
会場内では、綵菜亭とコラボしたおむすび弁当も販売されていました。
他に「しらすしんじょ」や「いももち」など、出場するレスラーにちなんだ商品もありました。レスラーの方がさかんに観客席に売り込んでいましたね。
Tシャツやタオル、過去の試合のDVDなどが買える物販も大盛況。
なんか可愛いキャラクターシールを買いました。
試合開始を今か今かと待つ、スタジオ中央にでんと配置されたリング。
画像を見てお分かりのように、スポーツをやる専門の場所ではないので、天井が低い低い。
前回の大会では、天井にちょっと穴が開いてしまったとか。
第1試合(30分1本勝負)
14時になり第1試合開始。開始のゴングは観客の中から選ばれた1人が担当。
なかなかプロレス愛が深そうなお兄さんが選ばれていました。適任だったのでは。
「加藤茂郎&服部健太」組vs「ウルフスター☆&マッチョマイケルズ」組のタッグマッチ。
シアタープロレス花鳥風月のエース服部健太がちがさきプロレス初登場する注目の闘い。
服部健太選手を攻めるウルフスター☆選手。
ポーズを決めるマッチョマイケルズ選手。
服部選手にパンストを被せ首を絞め上げるウルフ選手の荒技!
マッチョ選手に羽交い絞めにされた加藤茂郎選手が、ウルフ選手のゴムパッチンの餌食に!
バチーン! マットに沈む加藤選手。
ゴムパッチンはこれだけでは終わりません。リングの外に降りたウルフ選手が手招きして呼び寄せたのは……。
観戦していた少年。手加減とかタイミングとかよく分からないだろうから、レスラーからしたらこっちの方が恐怖倍増だぞ!
なぜか味方のはずのマッチョ選手がゴムを加えてますが……。
強烈な勢いでゴムが飛んでいった! かなり痛そう。
○加藤茂郎&服部健太(11分42秒、足4の字固め)ウルフスター☆&マッチョマイケルズ●
第2試合(30分1本勝負)
伊藤崇文vs河邑嘉哉のシングルマッチ。
第1試合のパンストやらゴムパッチンやらでわちゃわっちゃした展開から、2人の真剣な眼差しでの対戦モードで、和やかだった観客席も一転して緊張した雰囲気に。
伊藤選手の首をホールドする河邑選手。
河邑選手から受けた足への攻撃に、歯をくいしばり必死に耐える伊藤選手。
熱くなった2人はリングを降りて場外乱闘へ!
河邑選手にパイプ椅子でこてんぱんに叩きのめされた伊藤選手。
リングに戻り熱戦再開。
河邑選手の厳しい足固めに必死に耐えていた伊藤選手がなんとかロープにすがりつきます。
からの伊藤選手大反撃。河邑選手の足を十字固めにして勝利!
○伊藤崇文(14分32秒、十字固め)河邑嘉哉●
第3試合(45分1本勝負)
田中稔vs近藤”ド根性”洋史のシングルマッチ
2017年2月以来10ヶ月ぶりのちがさきプロレス参戦。
鍛えられた体と爽やかなイケメンぷりに、埼玉県浦和からわざわざ茅ヶ崎まで追いかけてきた女性ファンもいるほど。
対照的に泥臭さを感じさせる「HEAT-UP」の元気印、近藤”ド根性”洋史。
激しく渡り合う両者。目まぐるしい攻防です。
近藤選手の激しいバックアタックに顔を歪めて耐える田中選手。客席から黄色い悲鳴が響き渡ります。
田中選手を反り技で痛めつける近藤選手も気合いが入りこの表情。田中選手、ギブアップか?
必死に耐え、なんとかロープをつかみ難をのがれようとする田中選手。
このあとも何やかやあり、結局……
勝者は田中選手!
○田中稔(7分50秒、片エビ固め)近藤”ド根性”洋史● ※顔面蹴り
第4試合 しらすガールデビュー戦~茅ヶ崎名物男女稚魚混合ミクスドマッチクリスマススペシャル(45分1本勝負)
休憩を挟んだのち、3対3のタッグマッチで後半戦開始。
「しらすキッド&しらすガール&高速餅つきマン」組vs「SAKURA&サザンシャーク&ポークマン」組
しらすキッドが連れてきたしらすガールのデビュー戦。しらすガールとは一体? 兄妹なのか友人なのか恋人なのか?
先にリングに上がったのは、特攻服も凛々しいSAKURA選手(特攻服の下はセーラー服)と、豚のマスクがどことなくユーモラスなポークマン選手。
ピンクのコスチュームも鮮やかなしらすガール選手としらすだけに白一色のしらすキッド選手。
サザンシャークが2人!? 本来のサザンシャーク選手(背中に鮫の字があるほう)を攻撃しているサザンシャークの正体は高速餅つきマン選手。すわ寝返りか!
(高速餅つきマンがマスクを忘れてきてしまったので借りただけらしいが……)
このあと6人がリングで入り乱れて大混乱。
さらに第2試合に続いて場外乱闘が勃発。
サザンシャークがしらすキッドの頭を拳でグリグリする展開がまさに目の前で。
場外乱闘に目を奪われてるすきに、リングではしらすガール選手がポークマン選手をビーチロールで下して勝利を手にしました。
しらすガール&しらすキッドによる勝利のさかなの舞。
見事にデビュー戦を白星で飾ったしらすガール選手です。
しらすキッド&しらすガール○&高速餅つきマン(11分4秒、ビーチロール)SAKURA&サザンシャーク&ポークマン●
セミファイナル ちがさきプロレス認定無差別級選手権試合(時間無制限1本勝負)
戸田秀雄vsボンバー力抜岩のシングルマッチ。
ちがさきプロレス代表・戸田秀雄選手が登場。無差別級王者5度目の防衛戦に臨みます。
挑戦者のボンバー力抜岩選手。見てのとおりキックボクシングスタイルで戦います。
戸田選手に対しキックを繰り出すボンバー選手。
馬乗りになって戸田選手にパンチを浴びせるボンバー選手。もはやこれまでか。
一瞬のスキをついて形勢を逆転させると、戸田選手が逆にボンバー選手を絞め上げにかかります。
見事、戸田選手が勝利し5度目の王者防衛に成功しました。
〈王者〉○戸田秀雄(6分27秒、エビ固め)ボンバー力抜岩●〈挑戦者〉
メインイベント ちがさきプロレス認定ツインウェーブタック選手権試合(時間無制限1本勝負)
2017年8月におこなわれたツインウェーブタック選手権の初代王者が防衛戦に臨みました。
〈王者組〉「ディアブロ&安倍健治」組vs「健心&TAKETOH」〈挑戦者組〉
王者組に立ち向かうTAKETOH&健心のタッグ。(TAKETOH選手の顔がロープで隠れてしまいました)
安倍健治選手に果敢に攻撃を仕掛けるTAKETOH選手。
しかし、ロープ際に追いやられ首をキメられる苦しい展開に。
健心選手とディアブロ選手の対峙。
この後、再びTAKETOH選手がリングに戻るものの、安倍選手のアベケンクラッチの前に沈み、王者組が2度目の防衛に成功。
〈王者組〉ディアブロ&○安倍健治(8分42秒、アベケンクラッチ)健心&TAKETOH●〈挑戦者組〉
ボーナスマッチ8人タッグマッチ
メインイベントの結果に不満を持ったのか?レスラーたちがリングに続々集まってきました。
総勢8人が集結。プログラムには載っていなかったボーナスマッチがいつの間にか開始。8人入り乱れて何でもありの展開に。
なぜか花道を引き揚げていく健心選手。
戸田選手の首を鎖で絞め上げるディアブロ選手&安倍選手。極悪非道とは正にこのこと。
突然リングに現れる謎のマスクマン。
その名もマスクド・げんべい!
体つきがどことなくさっき花道を下がって行ったレスラーに似ているのは気のせいかな?
とりあえず8人の大乱戦はなんか訳の分からないままわちゃわちゃと進み、なんとなく決着はついたようです。
○戸田秀雄&TAKETOH&近藤”ド根性”洋史&河邑嘉哉(4分14秒、エビ固め)ディアブロ&安部健治&健心(マスクド・げんべい)&サザンシャーク● ※PK
ツインウェーブタッグ王者の認定証を誇らしげに手にして、チャンピオンベルトと共に花道を下がる安倍選手。
全ての試合が終了し、お礼の挨拶を述べる戸田選手。
このあと、リングの上でレスラーと子供たち(一部、大きい子供たちwも含む)の記念撮影がおこなわれるなどアットホームな雰囲気で幕を閉じました。
選手の鍛えられた体に熱い試合の数々。初めて間近で見たプロレスは大迫力でした。
選手のことはほぼ知らない状況でしたが、試合を見ていくうちに徐々に親近感をおぼえていきました。まるで一緒に戦っているような。
ほんと見に行ってよかった。なんか気になる物事があれば実際に見てみるのが一番ですね。プロレスに限らず。新しい世界が自分の中に1ページ加わりますよ。
選手のコールとともに投げ入れられる紙テープ。そして迅速に回収していく様子は見事でした。
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