【高校野球】2014年夏神奈川県大会展望【どこが優勝?】
2016/11/07
大盛り上がりをみせたサッカー・W杯もあとは3位決定戦と決勝を残すのみとなりました。
W杯が終わりに近づき、12日からは高校野球神奈川県大会がはじまり、13日からは大相撲名古屋場所がはじまります。
そこで高校野球神奈川県大会の展望をちょっとばかり。
(参考)
2014年夏 神奈川県大会 組み合わせ トーナメント表
(神奈川 高校野球ステーション より)
昨年は桐光学園の松井裕樹(現・楽天)が注目を浴びましたが、準々決勝で横浜に敗れ甲子園出場はなりませんでした。(勝った横浜が甲子園出場)
2年生でその松井からホームランを打った4番・高濱祐仁(阪神・高濱卓也の弟)をはじめ、昨年の甲子園経験者が残った横浜がやはり大本命でしょうか。
打線は高濱をはじめ、浅間大基、川口凌、根本耕太、渡辺佳明(渡辺元智監督の孫)など好打者揃いで申し分なし。
エース伊藤将司のでき次第で大きく戦績は左右されそう。
これまた昨年松井からホームランを打った浅間は、ヤクルトがドラフト上位候補としてリストアップしているという報道もありました。阪神のスカウトも注目しているようです。
名物コーチ・小倉清一郎もこの夏で引退ということで、最後の花を飾ってあげたいという部員たちの強い気持ちもあるでしょう。
対抗馬として予想するのは、「140キロカルテット」と称される本格派投手4人を擁する東海大相模。
背番号1は青島凌也。制球力がよく安定感抜群。
佐藤雄偉知は、191センチの長身からのフォークが武器。
吉田凌は2年生ながら、4人の中では急速149キロと最速をほこる。
小笠原慎之介も2年生。4人の中で唯一の左腕。
これだけ好投手が揃っていれば、夏の連戦を勝ち抜くのにも有利でしょう。
他にも、桐光学園、桐蔭学園、日大藤沢、慶應などの強豪校の行方も気になりますが、高橋智(元オリックス-ヤクルト)をエースに擁して県大会準優勝になったことのある向上が春の関東大会準優勝と総合力も充実しているようなので、悲願の初優勝なるか期待です。
参加校数は190校。この規模なら2校代表が出てもいいと思うんですが、今年も甲子園に出ることができるのは1校だけ。
この190校に対して過去春夏1度でも甲子園にでたことがあるのは20校。全体の10.5%しかありません。
しかし、なんともったいないことに甲子園出場経験がある強豪校同士が1回戦でぶつかります。しかも2カード。
平塚学園ー藤嶺藤沢
横浜商大ー横浜隼人
とくに商大ー隼人の対戦は1回戦で当たるのがもったいなさすぎです。せめてベスト16以降で当たってほしかったです。保土ヶ谷球場での試合なのでTVK(テレビ神奈川)で中継があります。
今年は沖縄大会でも2回戦という早い段階から沖縄尚学ー沖縄水産という甲子園の決勝に進出した経験のある高校同士の対戦がありましたが、出場校数の多い神奈川で2つもこのようなカードが組まれるのはきわめて稀です。
順調に日程が進めば、26日(土)27日(日)が準々決勝。29日(火)が準決勝。30日(水)が決勝。いずれも横浜スタジアムで。
おそらくこの4日間は、プロ野球では決して見ることができない満員札止めになるでしょう。
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