【日本シリーズ】2球団でホームランを打った選手 巨人とDeNAで打ったロペスが史上14人目
ソフトバンクとDeNAの間で争われている2017年日本シリーズの第3戦で、DeNAのロペス選手がソロホームラン!
4回表にソフトバンクに追加点を取られたすぐその裏。この一発で追い上げムードも高まるかと期待されましたが、DeNAは惜しくも追いつくことはできず3連敗となりました。
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マー君から打って以来の日本シリーズでのホームラン
ロペスが日本シリーズでホームランを打ったのは、巨人時代の2013年第6戦の5回表に楽天の田中将大投手から同点に追いつく2ランホームランを打って以来。
この年ここまで、シーズン24勝0敗。クライマックスシリーズ、日本シリーズでも負け無しだった田中投手に唯一黒星をつけた試合での値千金の一発でした。
巨人とDeNAで打ったロペスのように、日本シリーズにおいて2球団でホームランを打ったのはこれまで14人。
日本シリーズ 2球団でホームランを打った選手
選手 | 1球団目 | 2球団目 |
柳田利夫 | 大毎 1960(大洋) | 巨人 1963(西鉄) |
張本勲 | 東映 1962(東映) | 巨人 1977(阪急) |
島谷金二 | 中日 1974(ロッテ) | 阪急 1977(巨人) |
マニエル | ヤクルト 1978(阪急) | 近鉄 1979(広島) |
山崎裕之 | ロッテ 1974(中日) | 西武 1983(巨人) |
秋山幸二 | 西武 1986(広島) | ダイエー 1999(中日) |
清原和博 | 西武 1986(広島) | 巨人 2002(西武) |
広沢克実 | ヤクルト 1992(西武) | 阪神 2003(ダイエー) |
谷繁元信 | 横浜 1998(西武) | 中日 2004(西武) |
ラミレス | ヤクルト 2001(近鉄) | 巨人 2008(西武) |
李承燁 | ロッテ 2005(阪神) | 巨人 2009(日本ハム) |
和田一浩 | 西武 2004(中日) | 中日 2010(ロッテ) |
井口資仁 | ダイエー 2003(阪神) | ロッテ 2010(中日) |
ロペス | 巨人 2013(楽天) | DeNA 2017(ソフト) |
※2球団目達成順
※それぞれの球団で1本目を打った年
※年のあとの( )は対戦相手
最速はマニエルの翌年
1球団目の初ホームランから、2球団目の初ホームランまでの間隔が一番短いのは、ヤクルトから近鉄に移籍したマニエル。
1978年、日本シリーズで3本のホームランを打ってヤクルト初の日本一に貢献したマニエルですが、守備に難ありということで当時の広岡監督にの心象が悪く、翌年近鉄にトレードにされることに。
近鉄では、ロッテの八木沢投手にアゴに直撃するデッドボールなどを食らいながらも、ホームランを量産してリーグ初優勝に貢献。
日本シリーズ第4戦でホームランを放ち、わずか1年で2球団でホームランを達成。
そのほか、柳田利夫、島谷金二が3年。李承燁(イ・スンヨプ)とロペスが4年と短い期間で達成。
長くかかったのは清原
逆に、1球団目の初ホームランから、2球団目の初ホームランまでの間隔が一番長かったのは、西武から巨人へ移籍した清原和博。
ルーキーだった1986年に、日本シリーズ第6戦で初ホームラン。巨人に移籍したあとの2002年、古巣西武相手の日本シリーズ第1戦で松坂大輔から東京ドーム最上段の看板にぶち当てる超特大ホームランを打って達成。
実に16年がかりでの達成。
そのほか10年越えは、15年の張本勲、13年の秋山幸二、11年の広沢克実がいます。
2人が同時に達成した試合
ロッテと中日の間でおこなわれた2010年の日本シリーズ第1戦は、2球団でホームランの記録を2人同時に達成した試合です。
2回裏、西武から中日へ移籍した和田一浩が成瀬善久投手から1-1に追いつく同点弾。
7回表、今度はダイエーから大リーグを経てロッテへ移籍した井口資仁が平井正史投手から5-2と差を広げるダメ押し弾。
2球団達成はクライマックスシリーズのおかげ?
2球団ホームラン達成者14人のうち、直近の4人はいずれかの1本がクライマックスシリーズ(プレーオフ)から這い上がってきた球団で打ったものです。
すなわち
・李承燁(1球団目)→2005年ロッテ(シーズン成績2位からプレーオフ勝ち抜け)
・和田一浩(1球団目)→2004年西武(シーズン成績2位からプレーオフ勝ち抜け)
・井口資仁(2球団目)→2010年ロッテ(シーズン3位からクライマックスシリーズ勝ち抜け)
・ロペス(2球団目)→2017年DeNA(シーズン3位からクライマックスシリーズ勝ち抜け)
もしクライマックスシリーズの制度が無かったら、達成できていなかったかもしれません。
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