【プロ野球記録】シーズン90勝以上をあげた球団
2017/10/12
2017年パ・リーグのペナントレースを2年ぶりに制したソフトバンクは、成績が94勝49敗0分と圧倒的な強さをみせました。
優勝!歓喜の瞬間! #sbhawks pic.twitter.com/MWNLIZ8dmu
— 福岡ソフトバンクホークス(公式) (@HAWKS_official) September 16, 2017
今シーズンは楽天と激しい首位争いを演じていましたが、8月中旬以後に一気に突き放して独走でペナントレースのゴールを切りました。
投手陣は東浜が16勝で最多勝。千賀が13勝4敗で最高勝率、ハンデンバーグも13勝。抑えのサファテが54セーブ、中継ぎの岩﨑が46ホールドををあげる安定感。
35本塁打103打点で2冠のデスパイネ、.426の最高出塁率で31本の本塁打を放った柳田など打線も絶好調。
なんかこれでもかというぐらい、ぶっちぎりの優勝でしたね。
90勝以上というハイレベルな成績を残したチームは2015年のソフトバンク以来で、史上12チーム目。94勝は史上5番目に多い勝利数となりました。
シーズン90勝以上をあげたチームを紹介します。
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シーズン90勝以上をあげた球団
年 | チーム | 勝敗 | 率 | 備考 |
1950 | 松竹 | 98勝35敗4分 | .737 | |
1954 | 西鉄 | 90勝47敗3分 | .657 | |
1954 | 南海 | 91勝49敗0分 | .650 | 2位 |
1955 | 巨人 | 92勝37敗1分 | .713 | |
1955 | 南海 | 99勝41敗3分 | .707 | |
1955 | 西鉄 | 90勝50敗4分 | .643 | 2位 |
1956 | 西鉄 | 96勝51敗7分 | .646 | |
1956 | 南海 | 96勝52敗6分 | .643 | 2位 |
1965 | 巨人 | 91勝47敗2分 | .659 | |
2002 | 西武 | 90勝49敗1分 | .647 | |
2015 | ソフトバンク | 90勝49敗4分 | .647 | |
2017 | ソフトバンク | 94勝49敗0分 | .657 |
最高勝率は1950年に松竹が記録した.737
1955年の巨人と南海もそれぞれ7割以上の勝率をあげました。
勝利数ベストランキング(90勝以上)
年 | 球団 | 勝利 | |
1 | 1955 | 南海 | 99 |
2 | 1950 | 松竹 | 98 |
3 | 1956 | 西鉄 | 96 |
3 | 1956 | 南海★ | 96 |
5 | 2017 | ソフトバンク | 94 |
6 | 1955 | 巨人 | 92 |
7 | 1954 | 南海★ | 91 |
7 | 1965 | 巨人 | 91 |
9 | 1954 | 西鉄 | 90 |
9 | 1955 | 西鉄★ | 90 |
9 | 2002 | 西武 | 90 |
9 | 2015 | ソフトバンク | 90 |
★…2位
1955年の南海が99勝で史上最多の勝利数。10月9日の近鉄とのダブルヘッダーに連勝すれば100勝に到達するところでしたが、1戦目を落としてしまい惜しくも届きませんでした。
特筆すべきは90勝以上で優勝できなかったチームが3つもあること。
1954年から1956年にかけてのパ・リーグは西鉄と南海の激しい優勝争いで両チームとも90勝以上を記録しました。
年 | 西鉄 | 南海 |
1954 | 90勝47敗3分 .657 | 91勝49敗0分 .650 |
1955 | 90勝50敗4分 .643 | 99勝41敗3分 .707 |
1956 | 96勝51敗7分 .646 | 96勝52敗6分 .643 |
赤太文字は優勝。
三原西鉄と鶴岡南海の激しいデッドヒート。
とりわけ西鉄がペナントレースを制した1954年と1956年は最終的には0.5ゲーム差の僅差で終わる戦いでした。(1955年は9ゲーム差)
1954年は、西鉄と南海の対戦成績は10勝10敗のイーブン。両チームとも他の下位球団には大きく勝ち越しました。西鉄は他の全球団にまんべんなく勝ち越したものの、南海は3位毎日に9勝11敗と負け越し、4位近鉄に10勝10敗と苦戦したのがのちのち響いてきたかなと。
1956年は、西鉄に鉄腕ルーキー稲尾和久が入団。南海は3年目の野村克也(ノムさん)がキャッチャーとしてレギュラーに定着。またしても激しくペナントを争い、西鉄が南海を振り切り優勝を遂げました。
しかし、年間96勝もあげて優勝できないとは……。
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