【プロ野球記録】プロ初登板の初球でボーク
2017/06/12
プロ初登板の初球でボーク
2017年4月2日、札幌ドームでおこなわれた日本ハムvs西武の試合。
1-3とリードされた5回表の西武の攻撃。1死一、三塁のピンチで日本ハムの先発・エスコバ―投手の後を受けて登板した二番手の村田透投手が、打者・中村剛也選手に初球を投げたところで「セットポジションで静止していない」とボークを宣告され三塁走者の生還を許し、1-4とリードを広げられてしまいました。
村田投手は2008年に大卒・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。2010年オフに戦力外になり渡米。2015年にメジャーリーグのインディアンズで1試合登板したものの帰国し2017年から日本ハムでプレーすることになりました。
2008年~2010年の巨人時代には一軍登板が無かったので、今回の西武戦が日本のプロ野球一軍初登板。
つまりプロ初登板の初球でボークを取られてしまったのです。
さらにタイムリーを打たれ暴投しと散々なデビューとなりましたが、次の6回表はわずか6球で三者凡退に抑える好投をみせました。
2017年6月11日の巨人戦で先発した村田投手は5回を6安打1失点で抑え、プロ入り10年目にして古巣相手にプロ初勝利を果たしました。
初登板の初球でボークを取られるなんて事、そうそう無いだろうと思ってましたが1年前にも起きていたんですね。
1年前にも
2016年4月9日、鹿児島鴨池球場でおこなわれたソフトバンクvsオリックスの一戦。
1-5でリードされた5回裏のソフトバンクの攻撃。1死満塁の場面でオリックス先発・金子千尋投手の後を受けて登板したミッシュ投手が、打者・中村晃選手に対して初球を投げたところで動作がボークと判定され1点を献上。さらに中村に2点タイムリーを打たれ計3失点してしまいました。
ミッシュ投手はアメリカ出身で、メジャーリーグや台湾プロ野球を経て2016年にオリックスと契約。このソフトバンク戦が来日初登板でした。
結局、2016年は登板3度(うち先発1度)で0勝1敗。シーズン終了後に自由契約となりました。
以上、「プロ初登板の初球にボーク」の事例を2例紹介しました。
さらに他に事例が判明次第、追記していきます。
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