第5回手帳総選挙 横浜会場で珍しい手帳をたくさん見てきました
2018/09/29
2016年11月5日(土)と6日(日)に、横浜市なか区民活動センターにおいて「第5回手帳総選挙」(正確には「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」)がおこなわれたので行ってきました。
日本手帖の会主催のこの手帳総選挙は、2012年に始まり今年で5回目。10月1日・2日に東京会場からスタートし、横浜会場を経て11月19日・20日には神戸会場でも開催されます。
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手帳100冊と銘打ってますが、実際に会場で見て触って書き込める手帳の数は119冊になっていました。
ズラリと会場内に所狭しと並べられた手帳の数々。
これらの手帳の中からお気に入りの3冊に投票ができます。
東京・横浜・神戸での投票が集計されて、年末に総選挙の結果が発表されるわけですな。
皆さんもよく知っている有名な手帳から珍しい手帳まで様々な手帳が展示されていました。
その中から、自分で見るのは初めてだった珍しい手帳を何点か紹介しましょう。
バンギャル手帳
「バンギャル手帳」(飼い猫)
ライブにアクティブに参加する人向けのシステムタイプの手帳。
各種イベントの日程や内容の管理に。
チケットの確保や取引に。
ライブ当日のスケジュール管理や金銭管理に。
その他ライブに関することが、この一冊で何でもできる至れり尽くせりの手帳。
バンギャに限らず、ライブやイベントを追っかける人なら誰でも使うことができますね。
余白が多い手帳
「MDノートダイアリー 1日1ページ」(デザインフィル)
手帳の表紙に書いてあるように「余白」が特徴。
ご覧のように圧倒的な余白の多さ。
後からちょいちょいメモを書き足すことが多い人に向いてるかも。
真四角!
「エグゼクティブノート」(クオバディス・ジャパン)
正方形! スクエア!
これでもかというくらい縦横同じの真四角(16センチ×16センチ)
真四角だと当然ですが、縦に長い普通の手帳に比べ書き込むスペースが多くなるので余裕が生まれそうです。
巻末資料豊富な海上保安ダイアリー
「海上保安ダイアリー」「海上自衛官ダイアリー」(成山堂書店)
海を守る仕事。海上保安官、海上自衛隊の職員が持つ手帳。一般に向けて販売されているとは知らなかったです。
仕事として使うだけでなく、釣りやマリンスポーツなど海のレジャーを安全に楽しみたい人も必携です。
そして何と言っても両手帳に共通する魅力は、手帳巻末に載っている資料の豊富さです。
▼「海上保安ダイアリー」資料目次
▼「海上自衛官ダイアリー」資料目次
国際信号旗や海図の見方など海で生き抜くための資料がどちらも60ページ以上にわたって満載。海自ダイアリーにはモールス信号まで載っています。
海保ダイアリーのカラー口絵には巡視船や測量船、海自ダイアリーには護衛艦や掃海艇なども載っていてマニアにはたまらないでしょうね。
男子は絶対こういうの好きですよね。
でっかい手帳とちっちゃい手帳
でっかいほうから。
「yPad Pro」(朝日新聞出版)
左はごく一般的なサイズの手帳。真ん中は大きさ比較のためのボールペン。
だいたいB4サイズぐらいの大きさ。
見開きにガバッと開くとB3大の大きさに。
4週間分のスケジュールがまるまる見渡せるとか大迫力。
真ん中に置いてあるのは、大きさ比較のためのボールペン。
「あー、待ってください。それ手帳にメモしときます」と言ってカバンからでっかいyPad Proを取り出してちょこちょことメモすればウケる!(ウケない)
ちっちゃいのはこちら。
「カードサイズダイアリー」(レイメイ藤井)
ほぼカードサイズ大の今回最小の手帳。
財布の中やカードケースにも入れられる小ささなので、持ち物がいろんな場所にばらけないで済みます。ただ紛失には要注意。
左側に置いてあるのは、大きさ比較のためのボールペン。
白黒反転
常識を変えた手帳!
「TONE REVERSAL DIARY」(アーチャレジー)
この手帳が他の手帳と違っている点は……
中身が全て黒地になっていること。
元々は弱視の方向けに開発されたもので、目に優しい白黒反転手帳です。
Twitterの夜間モードのような感じなのかと。(あれけっこう見やすいので日中でも夜間モードのまま使ってます)
ただ黒地ゆえ筆記具が白色のペンに限られることが難点。パステルカラーペンを使ってカラフルに使うこともできますが、この手帳に使えるペンを別に用意しなければなりません。
TONE REVERSAL DIARY|株式会社アーチャレジー
↓手帳だけでなくノートも作られています。
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手帳文化祭も開催!
今回の横浜会場では手帳総選挙初の試みとして、同時並行で手帳文化祭も開催されました。
手帳生活をより楽しくしてくれそうな消しゴム判子や付箋カバー、手帳ホルダーなどを作るワークショップが開かれていました。
さらに展示コーナーも充実。
使用済み手帳コレクター志良堂正史さんの「手帳類」出張展示。他人のプライベートな手帳を眺めることができます(個人情報等は削除済み)。ジャポニカ学習帳のせいかつノートに描いてあったイラストの数々がとてもおもしろおかったです。
手帳特別展では、宮澤賢治の手帳やガッチャマンの手帳、ボーイスカウトの手帳、元祖システム手帳など歴史的にも価値ある手帳の数々を実際に触れてたしかめることができました。
そして心うきうきになったのが手帳図書館。
手帳を始め、万年筆といった文房具に関する書籍や雑誌に漫画が机の上にズラリ。
いい風景ですね~。
もうこれはずっと読み耽っていたい……。
文房具のフリーペーパーもたくさん。
みなさんの文房具にかける思いが、どの本からも熱く伝わってきます。
中とじホッチキスのことだけで1冊作れる情熱はすばらしいです(しかも展示されているものだけでvol.4まであった)。
展示コーナーは手帳サロンのような雰囲気になっていて、手帳の魅力について熱く語らう姿が見られました。
今年も手帳好きな人々による熱い思いが伝わってきた手帳総選挙。
11月19日(土)・20日(日)は、神戸市のナガサワ文具センター本店で開催されます。
総選挙の結果発表と表彰式は、渋谷に移転する東京カルチャーカルチャーで12月18日(日)におこなわれます。
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