手帳付録の路線図なら「ほぼ日の路線図」がおすすめ
2018/09/29
手帳を選ぶ際、鉄道での移動の機会が頻繁な人だと巻末資料の鉄道路線図の充実ぶりを基準に決める人もいるんじゃないでしょうか。
手帳用の路線図として私が推薦したいのは「ほぼ日の路線図」
ほぼ日手帳の付録?アクセサリー?としての位置づけにあたるものです。
路線図だけで独立しているので、ほぼ日手帳のユーザーでなくても路線図だけ単独で持つことができます。
大きさと中身
大きさは2種類。
上が「ほぼ日の大きい路線図」
下が標準サイズの「ほぼ日の路線図」
じゃばら折になっていて
大きいほうが縦210mm×横143mm(閉じた状態)で、広げると858mm。カズンの手帳カバーにぴったりの大きさ。
標準サイズは縦140mm×95mm(閉じた状態)で、広げると570mm。オリジナルカバーに入る大きさです。
東京近郊、大阪近郊、名古屋近郊、福岡近郊、札幌、仙台、鎌倉、広島といった全国主要都市それぞれのJR、私鉄、地下鉄を1つの路線図にまとめておさめたものです。あと新幹線の路線図もついています。
東京近郊路線図。
全ての鉄道路線がびっしりと詰まっています。
「ほぼ日」でみんなが校正
時刻表もそうですが、こういった物を間違いがないように確認するのはとても至難な業。
こういうものはマニアのほうが細かい誤りとかも即座に見つけてくれます。
というわけで「ほぼ日路線図」の場合、5月半ばあたりまでの情報で一度仮に路線図を作成し、5月下旬に「ほぼ日刊イトイ新聞」のサイト上で読者に校正をお願いしています。(2016年は5月20日~5月30日まで)
2016年版の「ほぼ日路線図」
1つ間違ってる箇所があるのですが、お分かりでしょうか。
そう。南浦和駅は武蔵野線と京浜東北線の乗換駅なのですが、上の地図では武蔵野線の単独駅になってしまっています。
2017年版の「ほぼ日路線図」
南浦和駅の場所がちょっと左にずれて京浜東北線と乗り換えられるようになりました。
こうやって読者の情報が地味に反映されていくのですね。
路線図ナイトでも紹介
「ほぼ日路線図」は、2016年2月13日におこなわれた路線図好きが集まるイベント「路線図ナイト」でも紹介されました。
路線図ナイトでゲストの皆さんが語っていたポイントがこちら。
日暮里でさじを投げない
上野東京ラインの開通でますます複雑になっていく路線と停車駅。
日暮里駅は常磐線に直通する上野東京ラインは停車するのですが、高崎線宇都宮線に直通する上野東京ラインは停まらないんですよね(そもそもホームが無い)。
これを図だけで説明するのは非常に難しくて、JR東日本の公式の路線図(電車の中にも貼ってある大きい路線図)では図で表わすのを諦めて文章で表現しています。
【参考】
一方の「ほぼ日路線図」日暮里付近。
上野から尾久のほうへ抜けるオレンジ色のしましま線と、上野から日暮里を通って三河島へ抜ける青色のしましま線がきっちり描き分けられています。
かなり強引な曲がり方してますけど、ほぼ日路線図は日暮里問題に勝ったのであった。
そこも近郊?
路線図ナイトのゲストさんたちから突っ込みが入った箇所。
各主要都市の近郊路線図が入っていますが、福岡の近郊路線図はまあ範囲が広い。
福岡近郊路線図の一番はじっこのほうは……
一番左端は長崎。ええ……。
いや、一番右側にあるのは宮崎!
「宮崎って、福岡近郊なの?」
路線図ナイトの出演者から突っ込みが入ると会場大爆笑。
かなり詰め込んでるよね。
東京近郊路線図で小田原とか大宮以北とか入ってないのに、福岡近郊路線図では福岡県内のみならず鹿児島県以外の全県が入ってるという。
博多から鉄道で4時間はかかる宮崎が載っていて、博多から地下鉄・筑肥線の電車1本で30分から1時間ぐらい姪浜から先の筑前前原、唐津あたりの間違いなく近郊の地域が載っていないという絶妙のバランス。
いやはや、福岡近郊路線図は突っ込みがいありますわ。
ほぼ日路線図の好きなところ
ほぼ日路線図で一番好きなところは
鎌倉方面路線図が載っているところ!
地元に近いところが大きく扱われるのはいいですね。地元もしっかりと載ってますよ(範囲ぎりぎりですが……)
ほぼ日手帳の愛用者でなくても、ほぼ日路線図は持っておいて損はないですよ。
関連記事
路線図ナイトに行ってきました 3 なんでも路線図にしてみよう
■
..