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【大相撲記録】15戦全敗した力士

2020年9月場所、新十両として土俵に上がった王輝は左腕の怪我のため思うように相撲が取れず初日から15連敗を喫してしまいました。

奮戦むなしく15戦全敗を記録してしまった力士は10人目となります。

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15戦全敗を記録した力士たち

これまで10人が記録。

1942年01月 桂川(東前頭17)

1960年11月 双ッ龍(東十両4)

1963年11月 清勢川(西前頭11)

1988年01月 清王洋(東十両13)

1988年03月 佐田の海(西前頭10)

1989年05月 鳳凰(東十両5)

1991年07月 板井(東前頭14)

2000年07月 星誕期(東十両8)

2005年11月 燁司(東十両14)※

2020年09月 王輝(東十両13)

※燁司は千秋楽が不戦敗

各力士星取表

※千秋楽の対戦相手の地位の後ろの数字は、14日目までの成績。

桂川(1942年1月・東前頭17)

初日一渡(西十1)
2日目大和錦(西前11)
3日目倭岩(西前14)
4日目鯱ノ里(東十1)
5日目龍王山(西前19)
6日目駒ノ里(東十3)
7日目綾若(西前21)
8日目桜錦(西前6)
9日目神東山(西前9)
10日目十三錦(西前7)
11日目矢筈山(西十3)
12日目武ノ里(西十4)
13日目冨ノ山(東十4)
14日目達ノ里(西十5)
千秋楽大熊(東十2)・7-7

15戦全敗第一号は伊勢ヶ浜部屋の桂川。11日目から千秋楽まで5日連続して十両力士と対戦するなど、十両との対戦が8番ありました。

翌5月場所十両に陥落して全休。そのまま引退してのちに木瀬部屋を創設しました。

双ッ龍(1960年11月・東十両4)

初日成山(西十5)
2日目芳野嶺(西十3)
3日目追手山(東十5)
4日目沢風(西十2)
5日目羽子錦(東十7)
6日目佐賀光(東十11)
7日目天津灘(西十4)
8日目鳴門海(西前15)
9日目若美山(東十16)
10日目常の松(東十18)
11日目大瀬川(東十15)
12日目若天龍(西十12)
13日目浜ノ海(東十14)
14日目金ノ花(西十1)
千秋楽高錦(東十9)・7-7

8日目の鳴門海戦のみ幕内で相撲を取りました。翌場所は東十両17枚目にまで落ち全休。そのまま引退となりました。

清勢川(1963年11月・西前頭11)

初日宇多川(東前10)
2日目沢光(東前12)
3日目天津風(西前12)
4日目扇山(東前13)
5日目栃王山(東前15)
6日目金乃花(西前8)
7日目常錦(東前11)
8日目若浪(東前6)
9日目広川(西前15)
10日目鶴ヶ嶺(西前4)
11日目小城ノ花(西前2)
12日目房錦(東前3)
13日目出羽錦(西前1)
14日目玉嵐(西前9)
千秋楽若羽黒(東前5)・5-9

前述した15戦全敗第1号・桂川の木瀬親方の弟子。これだけならば師弟で15戦全敗ということだったんですが、のちに木瀬親方の娘婿となったことで、親子で15戦全敗と珍記録度がぐ~んとアップしました。

翌場所十両に陥落しその後も約3年半土俵を務めましたが、幕内返り咲きはなりませんでした。(1967年5月引退)

清ノ森→清勢川→清乃森→清の盛とくるくると頻繁に改名もしています。

清王洋(1988年1月・東十両13)

初日北吹雪(西十12)
2日目大潮(西下1)
3日目飛騨乃花(西十8)
4日目大善(東下1)
5日目大竜(西下2)
6日目春日富士(東十11)
7日目栃剣(東十5)
8日目鳳凰(西十1)
9日目福龍岳(西下4)
10日目舛田山(西十3)
11日目前見山(東下5)
12日目森田(東下6)
13日目宮田(西下7)
14日目岩手富士(東十12)
千秋楽北勝鬨(西十5)・7-7

15番中7番が幕下力士との対戦。

翌場所幕下に陥落して約1年半後の1989年9月に引退。ここまでに登場した4人のうち、双ツ龍以外の3人が伊勢ヶ浜系統。

佐田の海(1988年3月・西前頭10)

初日霧島(東前11)
2日目太寿山(東前5)
3日目多賀竜(西前8)
4日目花ノ国(東前14)
5日目起利錦(東前9)
6日目大徹(西前11)
7日目安芸ノ島(東前12)
8日目薩洲洋(西前1)
9日目寺尾(西前3)
10日目富士乃真(西前4)
11日目大乃花(西前13)
12日目闘竜(西前12)
13日目北勝鬨(東十3)
14日目恵那桜(東前3)
千秋楽高望山(東前2)・3-11

2場所連続で15戦全敗の珍記録が出現。現役力士・佐田の海の父です。

場所前に右ひじを痛め、まったく右手が使えないまま相撲を取り15戦全敗。その後も回復はおもわしくなく、2場所後の1988年7月場所で引退。

鳳凰(1989年5月・東十両5)

初日貴ノ嶺(西十4)
2日目旭豪山(西十11)
3日目維新力(東十12)
4日目駒不動(西十9)
5日目岩手富士(西十12)
6日目星岩涛(西十2)
7日目大竜(東十8)
8日目貴闘力(西十13)
9日目闘竜(東十9)
10日目旭里(東十6)
11日目舛田山(西十8)
12日目鬼雷砲(東十11)
13日目大乃花(西十10)
14日目玉龍(西十1)
千秋楽花ノ藤(東十4)・6-8

翌場所幕下に陥落。関取復帰はかなわず1年後の1990年5月場所で引退。

板井(1991年7月・東前頭14)

初日大翔鳳(西前13)
2日目巴富士(西前9)
3日目久島海(東前10)
4日目旭道山(東前7)
5日目隆三杉(西前11)
6日目立洸(東十2)
7日目恵那桜(東前6)
8日目陣岳(西前15)
9日目琴稲妻(東前15)
10日目春日富士(西前4)
11日目孝乃富士(東前11)
12日目貴ノ浪(西十4)
13日目栃司(東十5)
14日目寺尾(西前3)
千秋楽薩洲洋(西十6)・4-10

前の場所(1991年5月)で、この場所限りで引退した横綱・千代の富士に最後の白星を献上。

翌場所十両に陥落し、1勝1敗となったところで引退。

星誕期(2000年7月・東十両8)

初日豊桜(西十8)
2日目栃栄(東十6)
3日目北桜(東十11)
4日目玉ノ国(西十9)
5日目若ノ城(西十12)
6日目十文字(西十2)
7日目琴岩国(西十13)
8日目浜錦(東十13)
9日目寺尾(西十3)
10日目北勝鬨(西十10)
11日目富風(西十11)
12日目琴錦(西十1)
13日目玉ノ洋(東十4)
14日目智乃花(東十9)
千秋楽琴光喜(西十6)・8-6

外国出身力士初の15戦全敗。アルゼンチン出身で現在は日本に帰化。

翌場所以降ずっと幕下で取り約3年半後の2004年1月場所で引退。

燁司(2005年11月・東十両14)

初日鶴竜(西十14)
2日目宝智山(東下1)
3日目闘牙(東十13)
4日目千代天山(東十10)
5日目上林(東十12)
6日目琉鵬(西十13)
7日目旭南海(西十9)
8日目豊真将(東下3)
9日目琴春日(西下1)
10日目隆の鶴(西十12)
11日目光法(東十9)
12日目泉州山(東十5)
13日目安壮富士(西十10)
14日目海鵬(東十4)
千秋楽玉光国(西下4)・0-7

初日から14連敗を喫し、千秋楽にこれまた幕下で7連敗の玉光国と全敗同士の対戦が組まれましたが、取組の前に引退届を出して不戦敗になりました。

王輝(2020年9月・東十両13)

初日錦富士 (西十13)
2日目千代の国(西十11)
3日目千代の海(東下2)
4日目北磻磨 (西十14)
5日目大翔鵬 (西十12)
6日目明瀬山 (東十10)
7日目剣翔(西十8)
8日目翠富士 (西十10)
9日目白鷹山 (東十11)
10日目千代鳳 (西十9)
11日目天空海 (西十6)
12日目大翔丸 (東十5)
13日目勢(東十1)
14日目大奄美 (西十4)
千秋楽千代丸 (西十3)・6-8

左腕の怪我に泣かされて思うように相撲が取れませんでした。しかし、15日間真っ向勝負を貫いた姿勢は立派。

やはりケガなどで自分の思うように取れないというのはつらいですね。

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15日制以外での皆勤全敗

15日制以下の場所(昭和以降)で皆勤全敗した幕内・十両の力士は以下のとおりです。

13戦全敗

・海光山(1939年1月・西前頭10)

・土州山(1939年1月・東前頭15)

・神東山(1946年11月・西十両2)

*1939年1月場所で共に全敗を記録した海光山と土州山は、場所前の1938年12月に現役のまま亡くなった横綱・玉錦の土俵入りで太刀持ち・露払いを務めていました。玉錦の死で気力が無くなったのか、全敗を最後にこの場所限りでふたりとも引退してしまいました。

11戦全敗

・剣岳(1929年3月・西前頭6)

・開月(1929年5月・東十両7)

・大蛇山(1930年3月・西前頭5)

・灘ノ花(1933年1月・別席‐東前頭9格)

・鏡岩(1934年5月・西小結)

・灘ノ花(1935年1月・西十両9)

・富野山(1936年5月・西前頭4)

・越ノ海(1937年1月・東十両10)

・名寄岩(1947年11月・東張出大関)

*灘ノ花は2回記録。鏡岩、名寄岩は三役以上で記録。

10戦全敗

・出羽湊(1944年5月・西前頭2)

・立田野(1947年6月・東十両13)

15戦全勝は幕内・十両合わせて76回記録されているのに対して、15戦全敗の記録はわずか9回です。

やはり連敗が続くのはどこか痛めていたりと調子が悪いことが多く、途中で休場するケースもあるでしょうし、終盤になれば自分と同じように成績のあがらない力士同士の対戦も増えてくるので、はずみで1勝ぐらいはしてしまったりもするでしょうね。

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