両国駅には大相撲の優勝額が飾られています 2020年9月に千代の富士が加わり5枚に
2020/09/09

JR総武線両国駅の改札内には、大相撲の優勝額が飾られています。
実際に国技館の天井付近に掲額されていた本物の優勝額です。

改札内に飾られている優勝額は2014年3月に2枚から4枚へ増えて、さらに2020年9月から5枚になりました。
総武線ホームの階段を降りて、改札口に向かう途中に現れる優勝額をひとつずつ順番に紹介していきます。
スポンサーリンク両国駅に飾られた優勝額
若乃花(2代目)
ホーム方向から歩いて来て、左側に一番手前の優勝額が現れます。

1978年(昭和53年)11月場所全勝優勝の横綱・若乃花幹士(二代目)。
「土俵の鬼の若乃花(初代)」と「お兄ちゃんの若乃花(三代目)」の間の「若三杉の若乃花(二代目)」ですね。
若乃花は7月場所が新横綱で横綱3場所目。1月場所から9月場所まで5連覇していた北の湖の年間完全制覇を阻止した優勝でした。
引退後は間垣親方として部屋を創設。大関・照ノ富士は初めこの間垣部屋に入門しました。しかし、、間垣親方の病気により部屋が閉鎖されることになったため伊勢ヶ浜部屋に移籍しました。
白鵬
今度は目を右側に転じて、一番手前に飾られているのがこちら。

2007年(平成19年)11月場所優勝の横綱・白鵬翔。
白鵬は2007年7月場所が新横綱で、11月場所は横綱3場所目。
7月場所後のサッカー騒動で朝青龍が謹慎処分になり、ひとり横綱の重圧の中での優勝でした。
成績は12勝3敗。3敗を喫したのは初日(琴奨菊)、中日(安馬)、千秋楽(琴光喜)とすべて日曜日でした。
武蔵丸
続いて改札口方向にあるのは

2002年(平成14年)5月場所優勝の横綱・武蔵丸光洋。
「痛みに耐えてよくがんばった」の貴乃花の優勝から一年後、貴乃花の長期休場により一人横綱として重圧がかかる中での優勝でした。
千代の富士
2020年9月8日に除幕され新たに加わったのが、1985年(昭和60年)11月場所優勝の横綱・千代の富士貢。
九州場所(11月場所)に強かった千代の富士は、横綱2場所目の1981年11月場所から毎年制覇して1985年で九州5連覇。
1988年まで8連覇して、1989年は小錦に阻止されたものの翌1990年も優勝を飾り、すっかりゲンのいい場所となりました。
※優勝額の写真を撮りしだい、こちらに掲載します。
三重ノ海
そして一番改札口側に飾られているのが

1975年(昭和50年)11月場所優勝の関脇・三重ノ海五郎。
この場所が初優勝で、場所後に大関に昇進。一度大関から陥落するものの30歳を過ぎてから横綱に昇進。引退後は武蔵川親方として横綱・武蔵丸や大関・武双山などを育てるとともに理事長も務めました。
以前に飾られていた優勝額
2014年3月19日以前には、こちらの優勝額も飾られていました。

1972年(昭和47年)3月場所優勝の関脇・長谷川勝敏。
8場所連続関脇在位を二度経験するなど、関脇在位21場所記録をもち「史上最強の関脇」とも呼ばれました。
前頭7・魁傑を優勝決定戦で破り12勝3敗で優勝したものの、大関の声はかかりませんでした。
2014年3月19日以前は三重ノ海と長谷川の優勝額が飾られていて、長谷川の優勝額が外され、若乃花(二代目)、白鵬、武蔵丸の優勝額が加わりました。
2013年11月場所の優勝額までは、白黒写真に油絵の具で着色していましたが、写真技術の向上と長年着色を担当していた彩色家の佐藤寿々江さんの引退により、2014年1月場所からはデジタルカラー写真になっています。
ちょうど三重ノ海の優勝額の下では、歴代の主な横綱と背比べすることができます。

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