【大相撲ガイド】番付(階級)をざっくりと説明しました
2018/02/21
上は横綱から下は序ノ口まで。大相撲の番付(階級)がどうなっているのか、ざっくりと説明してみました。
※定員は2004年1月場所以降。
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関取と力士養成員
力士は大きく、一人前として扱われる関取と修行中の身である力士養成員とに分けられます。
関取になれば月給もでますし、部屋でも個室が与えられます。
力士養成員は本場所の手当のみで、大部屋で他の力士と一緒に過ごし、付け人として関取の世話をしたり、ちゃんこ番などの仕事もあります。
その他にも、髪を大銀杏で結えたり、自分の化粧まわしや幟を作ることができたり、サインを書いたりすることができたり、紋付き袴を着ることができたり、稽古回しが黒から白へと変わったりなど、待遇に差が出ます。
どんなに何回も優勝を重ねた大横綱であっても、力士人生で一番嬉しかったことを聞かれたときに「関取になったとき」と答えるゆえんです。
なお、「~関」と呼ぶことができるのは、関取に対してだけです。
2015年7月場所の番付に載っている関取は70人。力士養成員は576人。
関取の数は全体の約1割にしか過ぎません。
横綱
力士の最高峰。大関で2場所連続優勝かそれに準ずる成績を残したものだけが横綱になることができます。
元々は大関が最高位で、大関で優秀な成績を残したものが単独で土俵入りできるという資格みたいなものだったのが、明治時代の半ばころから地位として確立していきました。
大関以下と違い降格することがないので、負けが込み続けると残された道は引退しかなくなります。
もし横綱にふさわしい力士がいなければ、横綱不在もありえます。
大関
横綱の次の地位。「大関取」が由来とも言われています。
三役(関脇・小結)で3場所通算33勝以上が昇進の目安とされていますが、そのような規則があるわけでなく、時々の情勢によって33勝以上あげても昇進できないときもあれば、32勝以下でも昇進する場合もあります。
2場所連続して負け越すと関脇に陥落します(陥落直後の場所で10勝以上すると大関に復帰できます)。
原則として東西に少なくとも一人ずつ必要です。大関がいない場合、横綱が大関を兼ねて「横綱大関」と名乗ります。横綱もいない場合は関脇以下から繰り上げて昇進させることになります。
関脇・小結
三役とは本来「大関・関脇・小結」のことですが、大関とは待遇の差があることから「関脇・小結」のことを三役と呼ぶ場合が多いです。
関脇は「大関の脇に控える者」が語源といわれています。小結の語源はよく分かっていません。
関脇は、これから大関を狙おうかという力士が務めることが多く、「関脇が強い場所はおもしろい」とよく言われています。
前頭の上位から中堅を上下している力士が、なんかの拍子にぽんと1場所だけ好成績を上げて小結に上がったりすることがあり、えてして小結を務めるのがその1回きりだったりして「思い出小結」と呼ばれたりすることもあります。
前頭
横綱・大関・関脇・小結以外の幕内力士は、前頭筆頭から15~17枚目ぐらいに位置し、平幕ともいわれます。
平幕力士が横綱に勝つことを金星といい給金がアップします。関脇・小結の力士が横綱に勝っても金星にはなりません。
十両
正式名称は「十枚目」。これは明治時代のはじめころに幕下の十枚目までの力士に手当が支給されはじめたことによります。
2004年1月場所以降、東西14枚ずつの28人が定員。
十両筆頭の力士は、十両にありながら実力が上の幕内力士との対戦が多く組まれるため俗に「貧乏神」と言われていました。今はあまり聞かないです。
幕下
東西60枚ずつの120人が定員。アマチュア相撲で実績を残した者が、定員外で、幕下10枚目格または幕下15枚目格でデビューすることもあります。
1960年7月場所以降、幕下以下の力士は一場所7番の相撲を取ります。
「幕下15枚目以内の全勝で十両昇進」という原則があって(1977年改正)、16枚目以下では全勝しても基本的には十両にはあがれません。
それゆえ目の前に「関取」の座がぶら下がった幕下15枚目以内、いわゆる「幕下上位」の取組が、いちばん熱く激しい相撲が多いと言われています。
三段目
東西100枚ずつ200人が定員。
三段目から雪駄を履くことが許されます。
序二段
定員は決まってません。
若貴ブームのころは力士人数も史上最大規模で、定員のない序二段は枚数が210枚目まで達することもありました(1994年5月場所。420人)。
最近は力士数も減ってきたので、三段目よりも少ない(100枚未満)場所もありました(2015年3月場所は東西94枚ずつ)。
序ノ口
定員は決まってません。
番付に書かれる四股名が極めて小さいため「虫眼鏡」と呼ばれることもあります。
入門してからはじめて名前が番付に載る地位。
勝ち越しさえすれば翌場所は序二段に上がりますが、新弟子が多く入ったときには、たとえ負け越していても押し出される形で序二段に上がることもあります。
ケガや病気で全休すると番付外に降下して前相撲からやり直します。
一番でも相撲を取れば序ノ口に残れるので、ケガが治りきらない状態の時は一番だけ相撲を取ることもあります。ケガで十両から序ノ口まで落ちた竜電は、体の状態が万全になるまで4場所連続序ノ口で一番だけ取って序ノ口の地位を保ち、復活に備えました。
前相撲
新弟子検査に合格すると前相撲で相撲を取り、2勝した順に勝ち抜けていきます。翌場所序ノ口に載る番付に反映されます。
新弟子の多い3月場所は、5日目までに2勝をあげると一番出世、8日目までに2勝すると二番出世、それ以降は三番出世と分けられます。
昔は決められた番数勝たないと、序ノ口の番付に載ることはできませんでしたが、現在は前相撲で一番でも取れば、翌場所の番付に載ります。
横綱目指して激しい闘いが繰り広げられるのです。
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