……珍決まり手

【大相撲珍決まり手40選】番外編 引き分け

2017/06/02

大相撲では、勝負が長引いて決着が付かないと引き分けになります。

めったに見られるものではなく、幕内の取組で引き分けがあったのは、約40年前の1974年9月場所11日目二子岳ー三重ノ海戦です。

引き分けになる基準は明確ではありませんが、

水入り

再び、水入り。二番後取り直し

再開後の相撲も水入り。

その相撲でもまた水入り。

ここまでやって決着が付かないと、引き分けになります。しかし、これより短い時間で引き分けになったケースもあり、力士の疲労度や土俵の進行状況も影響するようです。

星取表に記載される記号は「×」です。「△」ではないので注意が必要です。

 

◆引き分けの取組(十両、幕内)

年/場所/日目 東方力士 西方力士
1974年09月11 東前6 二子岳 西前10 三重ノ海
1967年05月05 東十8 大文字 西十12 玉嵐
1965年11月08 東十15 佐々木 西十12 杉浦
1964年11月07 東十14 宮柱 西十4 清乃森
1963年09月15 東前10 大晃 西前4 若ノ海
1961年05月09 東十2 一乃矢 西十5 君錦
1959年01月15 東十7 玉乃浦 西十17 大田山
1958年11月07 東横綱 若乃花 西前2 出羽錦
1957年03月09 東十4 大戸崎 東十10 増巳山
1955年09月11 東張横綱 千代の山 西関脇 若ノ花
1955年03月04 西前2 出羽錦 西関脇 若ノ花
1955年01月01 東関脇 若ノ花 東前3 出羽錦
1952年05月11 東前9 大起 東前16 潮錦
1948年05月10 東大関2 佐賀ノ花 西関脇 千代ノ山
1948年05月06 東前16 大ノ海 西前8 栃錦
1945年11月08 東前14 九ヶ錦 西前17 大ノ海
1943年05月10 東前10 青葉山 西前17 龍王山
1943年05月09 東前10 青葉山 西前15 九州山
1943年01月11 東前13 綾昇 西前10 青葉山
1943年01月09 東前17 駿河海 西前10 青葉山
1942年05月15 東前11 青葉山 西関脇 出羽湊
1942年05月11 東前8 九ヶ錦 西前9 九州山
1942年01月05 東前11 旭川 西前4 九州山
1941年05月03 東前14 大邱山 西前20 清美川
1939年05月10 東十1 嶺幟 西十6 佐渡ヶ嶋
1939年01月13 東小結 羽黒山 西小結 玉ノ海
1938年05月05 東前5 楯甲 東前7 九州山
1938年05月01 東前7 九州山 西前6 旭川
1938年01月11 西十13 錦竜山 西十7 白鷲
1937年01月04 東前7 新海 西前12 番神山
1935年01月04 東小結 双葉山 西大関 武蔵山
1933年05月10 東大関 武蔵山 東関脇 沖ッ海
1932年05月05 東関脇 沖ッ海 西張大関 能代潟
1932年03月10 東十9 雷山 西下6 桂川
1928年03月06 東大関 能代潟 西張小結 玉錦
1928年01月07 西十7 乙女川 西十9 三池山

 

 

引き分けで大関昇進を手繰り寄せた若乃花

引き分け相撲が多かったのは、45代横綱・若乃花。腰の重い出羽錦とは3度の引き分け相撲を演じています。

関脇時代の1955年9月場所では、横綱千代の山と合計17分15秒にも及ぶ引き分けの死闘を繰り広げたことが評価され、最終的に10勝4敗1分で直近3場所の合計勝利数が28勝ながら大関昇進を決めました。

 

軍部に怒られた?青葉山

戦前の幕内力士青葉山は、勝ち身が遅い四つ相撲で水入り相撲が多く「バケツ」の異名をもっていました。

1943年5月場所10日目、前日に引き分け相撲を演じたばかりというのに龍王山との取組がまたもや引き分けに。戦時下真っ只中のご時勢、山本五十六戦死の報が入ってきたことも重なって、「敢闘精神欠如」として相撲協会に強く影響力をもっていた軍部から両力士出場停止を言い渡される事態にまで発展。

横綱双葉山らの取り成しもあって、出場停止は2日で解け13日目に龍王山と再戦。今度は見事に勝ちました。

 

分け綱・大砲

明治時代に活躍した18代横綱・大砲(おおづつ)は、「横綱は負けてはいけない」という思い込みが強かったのか引き分け相撲が多くなりました。引き分けが全体的に多かった時代ながら、大砲の引き分けの多さはずば抜けていて、1907年(明治40年)5月場所では、相撲を取った9番全部が引き分けでした(当時は10日制)。「横綱」ではなく「分け綱」だといわれたりしました。

◆1907年(明治40年)5月場所星取表

大砲 東張出横綱
初日 × 加増山(西前9)
2日目 × 大湊(西前6)
3日目 × 朝嵐(西前5)
4日目 × 稲瀬川(西前4)
5日目 × 小柳(西前2)
6日目 × 稲川(西前3)
7日目 × 尼ヶ崎(西前1)
8日目 × 常陸山(西横綱)
9日目 × 駒ヶ嶽(西大関)
千秋楽
0勝0敗9分

※千秋楽は幕内力士は出場せず

 

(2015年追記)

最近では全く見られなくなった引き分け相撲。しかし今年に入って、伸び盛りの逸ノ城と照ノ富士が2場所連続水入りの大相撲を取るなどしているので、近い将来この二人による引き分けの死闘が見られるんではないかと、ひそかに期待しています。

 

 

【大相撲珍決まり手40選】番外編 痛み分け

【大相撲珍決まり手40選】番外編 預かり

【大相撲珍決まり手40選】番外編 水入り

 

★その他の珍決まり手は

大相撲珍決まり手40選INDEX(五十音順)

大相撲珍決まり手一覧(出現順)

 

≫他の「大相撲」関連の記事を見る

 

≫全カテゴリーINDEXへ

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ブログを書いている人=まるほん

握手会アンバサダー
松井玲奈推しのKSDD
大相撲記録アナリスト
野球記録調査員
サザン愛好家
カラアゲニスト志望
etc……
まるほんの詳しいプロフィールはこちら

フォローしていただけたら泣いて喜びます。

Twitter @maruhon38

   
Google+ まるほん


Feedlyに登録できます。
follow us in feedly

-……珍決まり手