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【大相撲記録】横綱大関5人以上が敗れる大波乱

2017年7月場所は、初日に2横綱3大関が敗れる大波乱の幕開けとなりました。

横綱大関が5人以上敗れたのは、2006年9月場所6日目以来のことになります。

 

期待の新大関高安が、上位初挑戦で新進気鋭の北勝富士の勢いに押し倒されたのを皮切りに大関陣3人が枕を並べて討ち死に。

鶴竜が勝ってひと息するも、3月場所で負った傷がまだ癒えぬままの稀勢の里が新関脇となり張り切る御嶽海になす術もなく寄り切られると、日馬富士もいつものキレがなく苦手の嘉風に屈しました。

さすがに白鵬が最後をしめたものの、7月場所の初日は荒れに荒れました。

 

◆2017年7月場所初日 上位陣結果

高安(大関) 押し倒し 北勝富士(前頭2)
豪栄道(大関) 掬い投げ 栃ノ心(前頭2)
照ノ富士(大関) 押し出し 貴景勝(前頭1)
鶴竜(横綱) 送り出し 正代(前頭1)
稀勢の里(横綱) 寄り切り 御嶽海(関脇)
日馬富士(横綱) 寄り切り 嘉風(小結)
白鵬(横綱) 小手投げ 琴奨菊(小結)

 

1日の取組で5人以上の横綱大関が敗れるのは昭和以降14回目。うち1回は不戦敗が含まれるので、実際に土俵上で5人以上が負けるのは13回目です。

 

横綱大関5人以上敗れたケースはこちら。

太字は横綱大関以上同士の対戦。

取組順。

 

1956年3月場所8日目

若ノ花(大関) 寄り切り 朝汐(関脇)
松登(大関) 寄り切り 成山(小結)
大内山(大関) 寄り倒し 出羽錦(小結)
栃錦(横綱) 勇み足 琴ヶ浜(前頭1)
吉葉山(横綱) 寄り倒し 時津山(関脇)
鏡里(横綱) 下手投げ 若瀬川(前頭1)
千代の山(横綱) 二枚蹴り 鶴ヶ嶺(小結)

3横綱2大関が敗退。

1956年3月場所は、横綱4人のうち3人が1ケタ勝利に終わるという波乱の場所。3横綱3大関を破った関脇朝汐が優勝。

 

1961年11月場所6日目

北葉山(大関) 突き倒し 佐田の山(関脇)
琴ヶ浜(大関) 突き落とし 栃ノ海(関脇)
若羽黒(大関) 寄り切り 小城ノ花(前頭1)
若乃花(横綱) 浴びせ倒し 明武谷(小結)
朝潮(横綱) 寄り倒し 出羽錦(小結)
柏戸(横綱) 押し出し 富士錦(小結)
大鵬(横綱) 首投げ 開隆山(前頭1)

2横綱3大関が敗退。

大鵬と柏戸が新横綱の場所。開隆山に首投げで敗れたのが横綱として初の敗戦。出羽錦に敗れた朝潮は翌日より休場。

 

1961年11月場所8日目

琴ヶ浜(大関) 寄り倒し 小城ノ花(前頭1)
若羽黒(大関) 押し出し 開隆山(前頭1)
北葉山(大関) 突き落とし 栃ノ海(関脇)
柏戸(横綱) 突き出し 栃光(関脇)
大鵬(横綱) 押し出し 岩風(小結)
若乃花(横綱) 押し出し 富士錦(小結)

2横綱3大関が敗退。

上記6日目からわずか2日後の8日目にも5人が負ける波乱。大鵬は上記とこの岩風戦の2敗のみで横綱として初優勝(通算4回目)。琴ヶ浜は10日目から途中休場。若羽黒は3場所連続負け越しで大関から陥落。

 

1962年7月場所13日目

琴ヶ浜(大関) 押し出し 前田川(関脇)
栃光(大関) 寄り倒し 豊山(前頭1)
栃ノ海(大関) 小手投げ 開隆山(小結)
佐田の山(大関) 寄り切り 柏戸(横綱)
北葉山(大関) 上手投げ 大鵬(横綱)

5大関が敗退。

出場した5大関が全員敗れたのはこれが初めて。

大鵬が14勝1敗で6回目の優勝。

 

1966年3月場所3日目

北葉山(大関) とったり 大豪(小結)
豊山(大関) 上手投げ 北の富士(関脇)
佐田の山(横綱) 寄り切り 若見山(前頭1)
柏戸(横綱) 寄り切り 浅瀬川(前頭2)
栃ノ海(横綱) 寄り倒し 清国(前頭3)
大鵬(横綱) 切り返し 豊国(前頭3)

3横綱2大関が敗退。

大関2人横綱3人が次々敗れていき、最後の砦となった大鵬が豊国を切り返しで下し横綱大関陣全滅は免れました。

大鵬が13勝2敗で19回目の優勝。

 

1969年7月場所2日目

清国(大関) 切り返し 龍虎(前頭1)
玉乃島(大関) 寄り切り 若二瀬(小結)
琴桜(大関) 寄り倒し 海乃山(前頭2)
北の富士(大関) 寄り切り 高見山(前頭3)
大鵬(横綱) 押し倒し 高鉄山(前頭4)
柏戸(横綱) 吊り出し 麒麟児(小結)

2横綱3大関が敗退。

柏戸は翌日の朝登戦にも敗れ引退。柏鵬時代は終わりを告げました。

大関として初の黒星を喫した清国は、優勝決定戦で藤ノ川を破り12勝3敗で新大関優勝を飾りました。

 

1974年5月場所4日目

貴ノ花(大関) 押し出し 豊山(前頭3)
大麒麟(大関) 寄り倒し 北の湖(大関)
大受(大関) 寄り切り 三重ノ海(前頭1)
輪島(横綱) 上手出し投げ 増位山(前頭4)
琴桜(横綱) 不戦 魁傑(関脇)

2横綱3大関が敗退。

琴桜は休場による不戦敗のため、実際に土俵上で負けたのは4人。琴桜は翌場所前に引退。

結びの一番、技能派・増位山の土俵際逆転の上手出し投げで輪島が敗れ横綱大関陣全滅。

貴ノ花は肝炎のため6日目から休場。大受は2場所連続の負け越しで大関陥落。北の湖が13勝2敗で2回目の優勝。

 

1980年7月場所初日

増位山(大関) 吊り出し 千代の富士(前頭2)
貴ノ花(大関) 押し出し 朝汐(関脇)
三重ノ海(横綱) 上手投げ 天ノ山(前頭1)
輪島(横綱) 押し出し 魁輝(小結)
若乃花(横綱) 上手投げ 鳳凰(前頭1)
北の湖(横綱) 上手投げ 栃光(小結)

3横綱2大関が敗退。

大関と横綱が次々に敗れ5連敗。最後に控える北の湖が対戦前の時点で21勝0敗とお得意様にしている栃光(金城)を破り横綱大関陣全敗を免れて面目躍如。

初日に横綱大関陣で唯一白星を手にした北の湖がそのまま突っ走り、15戦全勝で20回目の優勝。

 

1987年7月場所5日目

北天佑(大関) 寄り切り 逆鉾(前頭3)
朝潮(大関) 上手出し投げ 旭富士(関脇)
小錦(大関) 押し出し 益荒雄(関脇)
大乃国(大関) 寄り切り 栃乃和歌(小結)
千代の富士(横綱) 寄り切り 多賀竜(前頭2)
北勝海(横綱) 押し出し 両国(小結)
双羽黒(横綱) 突き落とし 起利錦(前頭2)

2横綱3大関が敗退。

大関若嶋津が初日2日目と連敗して引退。

千代の富士が14勝1敗で21回目の優勝。

 

2000年11月場所14日目

出島(大関) 寄り切り 若の里(小結)
千代大海(大関) 寄り切り 武双山(大関)
雅山(大関) 内無双 琴光喜(前頭9)
武蔵丸(横綱) 一本背負い 魁皇(大関)
貴乃花(横綱) 寄り切り 曙(横綱)

2横綱3大関が敗退。

武蔵川部屋に1横綱3大関が在籍(横綱=武蔵丸、大関=出島、武双山、雅山)。

雅山が琴光喜に内無双で、武蔵丸が魁皇に一本背負いでと、珍しい技で敗れています。

 

2000年11月場所千秋楽

武双山(大関) 送り出し 琴光喜(前頭9)
雅山(大関) 小手投げ 貴ノ浪(関脇)
千代大海(大関) 突き落とし 出島(大関)
魁皇(大関) 寄り切り 貴乃花(横綱)
武蔵丸(横綱) 寄り切り 曙(横綱)

1横綱4大関が敗退。2日続けて5人が敗退。

結びの一番で曙が武蔵丸を下し、14勝1敗で11回目の優勝。これが20世紀の大相撲最後の一番となりました。

そして翌場所前に曙が引退を発表。まさかこの一番が曙の最後の相撲になろうとは、誰もが思いもしませんでした。

 

2001年1月場所13日目

雅山(大関) 寄り切り 栃乃洋(小結)
出島(大関) 叩き込み 旭天鵬(前頭8)
武双山(大関) 下手捻り 琴龍(前頭7)
魁皇(大関) 寄り切り 貴乃花(横綱)
武蔵丸(横綱) 素首落とし 若の里(関脇)

1横綱4大関が敗退。

20世紀最後の場所に続き、21世紀最初の場所でも5人敗戦の記録を作ってしまいました。

武蔵川部屋に所属する1横綱3大関が全員そろって負けたのはこの日が唯一。

貴乃花が優勝決定戦で武蔵丸を下し14勝1敗で21回目の優勝。

 

2006年9月場所6日目

栃東(大関) 叩き込み 把瑠都(前頭1)
琴欧州(大関) 突き落とし 出島(前頭3)
魁皇(大関) 突き出し 雅山(関脇)
千代大海(大関) 寄り切り 琴光喜(関脇)
白鵬(大関) 外掛け 安美錦(前頭3)
朝青龍(横綱) 寄り倒し 稀勢の里(小結)

1横綱5大関が敗退。

6人の横綱大関が全員敗れたのは昭和以降唯一の記録。

1962年7月場所13日目以来となる5大関全員敗退ののち、最後に控えし横綱朝青龍も当時20歳でおしりふりふり仕切りの稀勢の里の勢いの前に寄り倒され館内に座布団乱舞。

魁皇が翌日から休場。朝青龍が13勝2敗で18回目の優勝。

 

 

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