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【プロ野球記録】9点差以上を跳ね返しての逆転勝利

2017/07/26

2017年5月6日、甲子園球場でおこなわれた阪神vs広島の一戦。阪神が途中まで最大9点付けられていた得点差をひっくり返すという劇的な逆転勝利を収めました。

 

広島 220 230 000=9
阪神 000 017 31×=12

5回表を終わった時点で0-9とリードされた阪神は5回裏に1点を返し、続く6回裏に広島投手陣を攻めに攻めたて高山の3ベースヒットなどで8-9の1点差にまで迫りました。

そして7回、糸原のタイムリーで9-9の同点。続く梅野の3ベースヒットでついに11-9と逆転しました。

 

 

さらに2017年7月26日、神宮球場でおこなわれたヤクルトvs中日は10点差を跳ね返す大逆転の試合となりました。

 

 

プロ野球史上9点差以上をひっくり返した逆転勝利は10度。そのうち4回は10点差です。

日付 対戦スコア
1949年10月02日 大陽 11×-10 大映 10
1950年11月18日 西日本 14-12 阪神 9
1951年05月19日 松竹 13-12 大洋 10
1962年08月07日 南海 12×ー11 阪急 9
1995年07月30日 中日 10-9 広島 9
1997年08月24日 近鉄 11×-10 ロッテ 10
2002年08月16日 西武 12-10 近鉄 9
2003年07月29日 日本ハム 11-9 オリックス 9
2017年05月06日 阪神 12-9 広島 9
2017年07月26日 ヤクルト 11×-10 中日 10

 

それぞれの試合のスコアを詳しく見てみましょう。

10点差を逆転

1949年10月2日 大陽vs大映

(京都衣笠球場)

大映 109 000 000=10
大陽 000 003 431×=11

大映打線に打ち込まれ3回表の時点で0-10と一方的になりましたが6回裏から大陽が反撃開始。7回には藤井勇の満塁ホームランも出るなどじわじわと追いつき、同点の9回裏は2死満塁から田川豊の左手をかすめるデッドボールで押し出しサヨナラ勝ち。

 

1951年5月19日 松竹vs大洋

(大分県立春日球場)

松竹 000 011 353=13
大洋 034 113 000=12

大洋打線が杉浦清の2本などホームラン計5本と爆発。6回の裏までに2-12と大量にリードされてしまいます。しかし負けじと松竹も反撃を開始。10-12と2点差にせまった9回表、松竹のピッチャー小林恒夫が自ら勝利を呼び込む逆転3ランホームランを放ちました。

 

1997年8月24日 近鉄vsロッテ

(大阪ドーム)

ロッテ 550 000 000 000=10
近鉄  001 140 301 001×=11

*延長12回

2回表までにロッテに0-10と一方的にリードされるも、こつこつと近鉄は点を返し、9回裏には武藤孝司の三盗がキャッチャーの悪送球を誘い10-10の同点に。延長12回裏、クラークのサヨナラヒットでケリをつけました。

前年26本のホームランを放ち、この試合時点で16本ホームランを打っている中村紀洋が八番を打ってるとかおかしなことやっとる……。

 

2017年7月26日 ヤクルトvs中日

(神宮球場)

中日   030 340 000 0  =10
ヤクルト 000 000 280 1x=11

*延長10回

8点差を追う8回裏、バレンティンの2ランホームランを皮切りに連続タイムリーなどで一気に10-10の同点に追いつきました。

延長10回裏、大松のサヨナラホームランで10点差をひっくり返す大逆転試合に!

 

9点差を逆転

1950年11月18日 西日本vs阪神

(後楽園球場)

阪神  630 003 000=12
西日本 031 005 05×=14

序盤の2回表までに0-9と阪神に大差をつけられましたが、じわじわと反撃し8回裏に逆転しました。

西日本パイレーツにとって1950年シーズン最後の試合でした。しかし、1951年の開幕直前に同じ福岡が本拠地でパ・リーグの西鉄クリッパーズと合併(西鉄ライオンズ)し球団が無くなってしまいました。

1950年のセ・パ分立と共に誕生した西日本パイレーツはわずか1年で、プロ野球界から姿を消すことになったのです。

9点差を大逆転勝利した劇的な試合を置き土産にして……。

*ちなみに巨人の藤本英雄投手にプロ野球史上初の完全試合を食らったのもこの西日本パイレーツでした(1950年6月28日)。

 

1962年8月7日 南海vs阪急

(大阪球場)

阪急 0010 100 000=11
南海 200 341 101×=12

1回に10点取ったら負けるわなかろう。だが、この試合で3回表に一挙10点をあげた阪急は負けてしまったんだよなあ(プロ野球史上唯一)

最後は9回裏満塁からハドリが四球を選んで押し出しサヨナラ勝ち。乱打戦ほど最後はあっけない幕切れになるという。

 

1995年7月30日 中日vs阪神

(広島市民球場)

中日 000 000 702 001=10
広島 150 210 000 000=9

*延長12回

33年ぶりの9点差逆転劇。この試合に広島の選手として出場していた緒方孝市・金本知憲両選手は、22年後の2017年5月6日に再び起こった9点差逆転試合で監督として(緒方=広島、金本=阪神)相対することになりました。

 

2002年8月16日 西武vs近鉄

(西武ドーム)

近鉄 270 000 100=10
西武 003 700 20×=12

西武は先発・松坂大輔が打ちこまれ2回で0-9とリードを許すも、4回には早くも逆転。7回表に同点に追いつかれるもすぐ裏で突き放して逃げ切りました。

 

2003年7月29日 日本ハムvsオリックス

(ヤフーBBスタジアム)

ハム 000 036 002=11
オリ 202 500 000=9

4回裏までに0-9とリードされるも6回表に同点に追いつきました。

 

2017年5月6日 阪神vs広島

(甲子園球場)

広島 220 230 000=9
阪神 000 017 31×=12

22年前ともに大逆転負けの屈辱を味わった2人(緒方・金本)が、監督して再会して逆転試合の指揮を執る。素敵やん……。(何が?)

 

【参考サイト】

日本プロ野球記録

【参考文献】

プロ野球データブック《最新版》(宇佐美徹也、講談社文庫、1995)

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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