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国語辞典ナイト3 たほいや問題まとめ(2017年1月15日)

2017/11/20

2015年1月15日に渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催された「国語辞典ナイト3」

辞書への情熱がステージ側からも客席側から沸き起こり、熱い辞書愛が語り尽くされたイベントでした。

その中でも特に盛り上がったのが「たほいや」コーナー。

このイベントで出された問題をまとめました。皆さんも一緒に考えてみてください。

 

「たほいや」とは?

イギリスで生まれた辞書を使ったゲーム(Fictionary)の日本版。1990年代前半ではテレビの深夜番組でもやっていて人気を博しました。この時は広辞苑を使用していました。

辞書からある言葉を選び、本物の語義ともっともらしくでっち上げた偽物の語義を混ぜて、辞書に書いてある本当の語義を当てるというゲーム。

ゲームは4~5人ぐらいでおこないます。

(1)親を1人決め、親は辞書からお題になる言葉を探して発表します。

(2)子はそれぞれ、もっともらしい言葉の語義を書きます

(3)子の書いた適当な語義と辞書の本当の語義を混ぜて、その中から本当の語義を当てます

(4)辞書の本当の語義を当てた人の勝ち!

 

デモ問題「はらうい」

「たほいや」に初めて接する人もいるということで、会場にゲームの内容を理解せせるべくデモンストレーション問題が1つ披露されることになりました。

お題は「はらうい」

1つは広辞苑から、残り3つは参加者が書いたものです

お題:はらうい

①なんとなくにくらしい。

②はらがいっぱいでくるしい。

③くうふくのこと。きゅうちゅうのじじょがつかった。

④そのとしはじめてたべるもの。はらはつ。

この4つのうち、どれが広辞苑の語義でしょうか。

 

▲会場内に陳列された西村まさゆきさんの辞書コレクション その1

 

答え

広辞苑の語義は、②の「はらがいっぱいでくるしい」

富山県の方言ということです。

①の選択肢を書いたのは、三省堂国語辞典編纂者の飯間浩明さん(@IIMA_Hiroaki)、②はライターの西村まさゆきさん(@tokyo26)、④は国語辞典マニアの見坊行徳さん。

 

第1問「りそつ」

国語辞典ナイト開演前に客席テーブル上には、このような紙が置かれていました。

そう。今回の「たほいや」は登壇者だけでなく客席からも偽の語義を募集し、選択肢に加えられるのです。

さすが東京カルカルの参加型イベントです。

 

ということで、お題「りそつ」

お題:りそつ

①けごんきょうでじょうどにはいるものをごえいするこおに。らそつとも。

②しんしゅうちほうのきょうどりょうりのひとつ。にほんしゅでにこむのがとくちょう。

③かきゅうのやくにん。こやくにん。

④じごくのばんにん。えんまだいおうにつかえるもの。

⑤そっくりさんのい。めいじたいしょうのじょがくせいがつかった。くりそつ。

さあ正解はどれ?

 

▲西村まさゆきさんの辞書コレクション その2

 

答え

広辞苑の語義は、③の「かきゅうのやくにん。こやくにん」

りそつは漢字で「吏卒」と書き、下級の官吏。つまり小役人の意味。

④が西村まさゆきさんが書いたもので、他の①②⑤は会場のお客さんが考えたものでした。登壇者だけでなく会場の人たちもかなりレベルが高いです。

 

第2問「ほくぼ」

こちらも会場のお客さんから偽の語義を募集。

 

お題「ほくぼ」

お題:ほくぼ

①はくぼのじょうたい。きたぐにでおこる。

②すいでんがおおきくおちこんだところ。みなくぼ。

③まさつしきのはっかそうちでひだねをあんていさせるためにくぼみになっているぶぶん。

④くびのうしろのくぼみ。

⑤いろりのちゅうしん。すなわちひをもやすほうこう。ひのつぼ。

 

▲西村まさゆきさんの辞書コレクション その3

 

答え

広辞苑の語義は、⑤の「いろりのちゅうしん。すなわちひをもやすほうこう。ひのつぼ」

ほくぼは漢字で「火窪」と書きます。

④は飯間先生が書いたもの、①②③はいずれも会場のお客さんが書いた選択肢。①から順に語義が発表されるたびに会場中が「おーっ」とどよめくほどの秀逸なものでした。

 

第3問「ししぼうじ」

時間があったので急遽もう1問追加。

お題「ししぼうじ」

お題:ししぼうじ

①あぶらなかのいちねんそう。

②しほうへのいきさきをしるしたきょうかいひょう。みちしるべのいし。

③めんどうなしごとにいっしょうけんめいはげむさま。

④うじむしのひとつ。

選択肢は4つ!

 

▲西村まさゆきさんの辞書コレクション その4 かなり年代物の辞書も並びます

 

答え

広辞苑の語義は、②の「しほうへのいきさきをしるしたきょうかいひょう。みちしるべのいし」

ししぼうじは漢字で「四至牓示」と書きます。

①は国語辞典マニアの稲川智樹さん、③は飯沼先生、④は西村まさゆきさんの作でした。

 

このように辞書を使って楽しいゲームもできるのです。ただ言葉を調べるときにだけ辞書を使うんじゃもったいない。人類の叡智を用いてできあがった辞書をもっと活用する手はないですよ。

 

こんな国語辞典の楽しさを伝えるイベント「国語辞典ナイト」の第4弾が2017年5月7日(日)にカルカルでおこなわれます。気になる方はぜひ足を運んでくださいね。

国語辞典ナイト4~辞書は滅びぬ。何度でも甦るさ!(アプリとかで)

 

◆「国語辞典ナイト3」関係の他サイトの記事

知らない言葉のニセ語釈を考えるゲーム『たほいや』|デイリーポータルZ

『六万語国語辞典』の最高すぎる挿し絵を鑑賞する|デイリーポータルZ

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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