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【大相撲記録】本割・決定戦で同一相手に連勝して逆転優勝ー稀勢の里が劇的な逆転優勝

2017/06/11

2017年3月場所は、2敗で追う横綱稀勢の里が1敗でトップに立っていた大関照ノ富士を本割と優勝決定戦の2番で連続して破り劇的な逆転優勝を飾りました。

稀勢の里は13日目の横綱日馬富士戦で左肩付近を負傷。とてもまとまな相撲を取れないんじゃないかという状況でしたので、相撲ファンの誰もが驚いたにちがいありません。

 

今回のように優勝争いトップを走る力士を1勝差で追いかける力士が、本割と優勝決定戦で同一相手に連勝して逆転優勝を飾ったケースは稀勢の里で9回目になります。

 

本割・決定戦に連勝して逆転優勝

場所 優勝(^0^) 成績 負け(T^T)
1959年05月 若乃花(横綱) 14勝1敗 栃錦(横綱)
1971年01月 大鵬(横綱) 14勝1敗 玉の海(横綱)
1974年07月 輪島(横綱) 13勝2敗 北の湖(大関)
1988年03月 大乃国(横綱) 13勝2敗 北勝海(横綱)
1991年05月 旭富士(横綱) 14勝1敗 小錦(大関)
1997年05月 曙(横綱) 13勝2敗 貴乃花(横綱)
1999年01月 千代大海(関脇) 13勝2敗 若乃花(横綱)
2002年01月 栃東(大関) 13勝2敗 千代大海(大関)
2017年03月 稀勢の里(横綱) 13勝2敗 照ノ富士(大関)

 

1959年5月場所

本割 ○若乃花(寄り切り)栃錦●
決定戦 ○若乃花(寄り切り)栃錦●

はじめて本割・決定戦連続勝利で逆転優勝したのは1959年5月場所の若乃花(初代)。

時代は栃若。栃錦と若乃花が初日から12連勝し、13日目に若乃花が新横綱朝汐に切り返しで敗れ1差のまま千秋楽の栃若対決へ。若乃花が寄り切って栃錦の全勝優勝を阻止すると、続く優勝決定戦でも若乃花が栃錦を寄り切り逆転優勝。

栃錦は翌場所悲願の全勝優勝を達成。

 

1971年1月

本割 ○大鵬(寄り切り)玉の海●
決定戦 ○大鵬(寄り切り)玉の海●

1970年11月場所と1971年1月場所は2場所連続して、1敗で追いかける大鵬が全勝の玉の海を破り1敗同士の決定戦に持ち込むという展開になりました。

1970年11月場所は玉の海が勝ち優勝。翌1月場所は大鵬が意地を見せ、決定戦では初めてとなる水入りの大相撲の末、玉の海を寄り切り逆転優勝。これで32回目の優勝。大鵬最後の優勝となりました。2場所後の1971年5月場所に大鵬は引退。

 

1974年7月

本割 ○輪島(下手投げ)北の湖●
決定戦 ○輪島(下手投げ)北の湖●

1974年7月場所は、史上最年少横綱へと突き進む北の湖に対して輪島が先輩横綱の意地を見せました。本割決定戦とも前に出て行く北の湖を輪島が鮮やかな下手投げで転がしました。毎場所にわたり優勝を争い熱戦を展開する輪湖時代の幕開けです。

 

1988年3月

本割 ○大乃国(押し倒し)北勝海●
決定戦 ○大乃国(突き落とし)北勝海●

1988年3月場所は横綱千代の富士がケガで全休。残る横綱の3日目時点の星は北勝海3勝、大乃国1勝2敗。ここから千秋楽追いついて決定戦で逆転優勝となるのだから相撲は分からないものです。

 

1991年5月

本割 ○旭富士(寄り切り)小錦●
決定戦 ○旭富士(肩透かし)小錦●

1991年5月場所は千代の富士引退の場所。大黒柱を失った土俵を大関小錦が全勝で突っ走り、横綱旭富士が1敗で追う展開。

千秋楽本割、旭富士が激しいがぶり寄りで小錦を寄りきり同点に。決定戦では旭富士が頭をつけた体制から鮮やかな肩透かしで小錦を転がして逆転優勝。

 

1997年5月

本割 ○曙(下手投げ)貴乃花●
決定戦 ○曙(浴びせ倒し)貴乃花●

1997年5月場所は、貴乃花の再三の寄りを残した曙が下手投げで本割で勝ち、決定戦でも浴びせ倒して約2年ぶりとなる13場所ぶりの優勝を果たしました。しかし曙の次の優勝はさらに間隔があいて約3年、2000年7月場所まで19場所待たなければなりませんでした。

 

1999年1月

本割 ○千代大海(突き落とし)若乃花●
決定戦 ○千代大海(寄り倒し)若乃花●

1999年1月に千代大海が若乃花を破った逆転劇は2つの史上初がありました。決定戦で同体取り直しとなったのが史上初。さらに下位力士が上位力士に対して本割決定戦と連勝して逆転優勝するのも史上初でした。

千代大海は関脇として優勝決定戦で横綱を破って初優勝。場所後に大関昇進と師匠・千代の富士と同じ道のりとなりました。

 

2002年1月

本割 ○栃東(押し出し)千代大海●
決定戦 ○栃東(突き落とし)千代大海●

千代大海が逆転優勝を成し遂げたちょうど3年後、今度は逆転される側に回るのだからおもしろいもんです。

初優勝のときは同体取り直しとなり苦労の末つかんだ勝利も、今度は新大関栃東の立ち合い一瞬の変化に手をついてあっさりと負け。負けは易く勝つのは難し。

同一相手で逆転した側、逆転された側、両方の経験があるのは千代大海だけです。

 

2017年3月

本割 ○稀勢の里(突き落とし)照ノ富士●
決定戦 ○稀勢の里(小手投げ)照ノ富士●

稀勢の里が13日目の日馬富士戦で肩を負傷。相撲を取れる状態ではないと思われていたので誰もがびっくり仰天しました。

稀勢の里の2敗のうち1敗は、照ノ富士と同じ伊勢ヶ浜部屋の日馬富士に喫したもの。また照ノ富士の2敗は、稀勢の里と高安という同じ田子ノ浦部屋の力士に喫したもの。

それぞれ同じ部屋の力士が援護射撃の役目を果たしました。田子ノ浦部屋vs伊勢ヶ浜部屋という連合軍の対決ようでもありました。

 

 

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