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【大相撲記録】スピード新入幕記録

2017年3月場所の番付が発表され、先場所「たすき反り」の大技などで話題をさらった宇良が西前頭12枚目となり、史上7位タイの初土俵から12場所目での新入幕を決めました。

 

これまでのスピード新入幕の力士を紹介します。

年6場所制度になった1958年以降に初土俵を踏んだ力士で、幕下付け出し・三段目付け出しの力士は除きます。

 

スピード新入幕記録

順位 場所数 力士
第1位 9場所 常幸龍
第2位 10場所 大砂嵐
北勝富士
第4位 11場所 琴欧州(琴欧洲)
阿覧
正代
第7位 12場所 高鐵山(板井)
小錦
栃東
朝青龍
時天空
嘉風
把瑠都
境澤
山本山
宇良

 

各力士の初土俵から新入幕までの成績を見てみましょう。

序ノ口にはじめて付いた場所を1場所目とします。

 9場所

常幸龍

2011年05月 初土俵
1 2011年07月 西序ノ口5 7勝0敗 優勝
2 2011年09月 西序二段12 7勝0敗 同点
3 2011年11月 東三段目21 7勝0敗 優勝
4 2012年01月 東幕下15 6勝1敗 優勝
5 2012年03月 東幕下4 5勝2敗
6 2012年05月 西十両12 8勝7敗
7 2012年07月 西十両9 10勝5敗
8 2012年09月 西十両3 11勝4敗 優勝
9 2012年11月 東前頭14 6勝9敗

新十両が史上最速タイの6場所。十両を3場所で通過して9場所目で新入幕という史上最速記録を達成。

2度の十両落ちを経験しながら2014年9月場所で新小結。日大後輩の遠藤に(勝手に)強いライバル意識をもち、通算の対戦成績を4勝2敗と勝ち越しています。

ケガで三段目にまで転落。現在幕下で関取への復帰を目指しています。

 

10場所

大砂嵐

2012年03月 前相撲
1 2012年05月 西序ノ口5 7勝0敗 優勝
2 2012年07月 西序二段8 5勝1敗1休
3 2012年09月 東三段目75 6勝1敗
4 2012年11月 東三段目20 6勝1敗
5 2013年01月 東幕下38 5勝2敗
6 2013年03月 東幕下23 6勝1敗
7 2013年05月 東幕下7 7勝0敗 優勝
8 2013年07月 西十両9 10勝5敗
9 2013年09月 東十両4 10勝5敗
10 2013年11月 西前頭15 7勝8敗

ラマダンの時期を乗り越え十両で好成績をあげ、初土俵からわずか10場所目でエジプト出身初の幕内力士へ。

 

北勝富士

2015年03月 前相撲
1 2015年05月 東序ノ口11 6勝1敗
2 2015年07月 東序二段36 7勝0敗 優勝
3 2015年09月 東三段目36 7勝0敗 優勝
4 2015年11月 東幕下25 5勝2敗
5 2016年01月 東幕下16 5勝2敗
6 2016年03月 西幕下8 5勝2敗
7 2016年05月 西幕下1 4勝3敗
8 2016年07月 西十両13 10勝5敗
9 2016年09月 西十両6 12勝3敗 優勝
10 2016年11月 西前頭11 9勝6敗

十両時代までの四股名は「大輝」。本名・中村大輝の下の名を取ったもの。

新入幕を機に「北勝富士」と改名。師匠八角親方の「北勝海」と大師匠の「北の富士」2人の横綱の名を取って付けられた期待に満ち溢れた四股名です。

 

11場所

琴欧州(琴欧洲)

2002年11月 前相撲
1 2003年01月 西序ノ口30 7勝0敗 優勝
2 2003年03月 西序二段25 6勝1敗
3 2003年05月 西三段目62 6勝1敗
4 2003年07月 東三段目8 6勝1敗
5 2003年09月 東幕下33 5勝2敗
6 2003年11月 西幕下21 5勝2敗
7 2004年01月 東幕下8 6勝1敗
8 2004年03月 東幕下2 7勝0敗 優勝
9 2004年05月 東十両10 10勝5敗
10 2004年07月 東十両3 13勝2敗 優勝
11 2004年09月 東前頭14 9勝6敗

稀勢の里(当時の四股名は萩原)と同時の新十両。稀勢の里が十両突破に3場所かかったのに対し、2場所で駆け抜け一足早く新入幕。

入幕後わずか9場所で大関へ。ライバルと目された稀勢の里との差を一気に引き離しました。

 

阿覧

2007年01月 前相撲
1 2007年03月 東序ノ口33 7勝0敗 優勝
2 2007年05月 西序二段26 6勝1敗
3 2007年07月 東三段目60 5勝2敗
4 2007年09月 東三段目31 6勝1敗
5 2007年11月 西幕下49 6勝1敗
6 2008年01月 東幕下21 6勝1敗
7 2008年03月 東幕下5 4勝3敗
8 2008年05月 西幕下2 5勝2敗
9 2008年07月 東十両14 10勝5敗
10 2008年09月 西十両6 12勝3敗 優勝
11 2008年11月 西前頭10 8勝7敗

引退までの約5年幕内を維持し続けました。ロシア出身で本名はガバライエフ・アラン。

 

正代

2014年03月 前相撲
1 2014年05月 西序ノ口12 7勝0敗 優勝
2 2014年07月 東序二段10 6勝1敗
3 2014年09月 東三段目48 6勝1敗
4 2014年11月 東幕下59 5勝2敗
5 2015年01月 西幕下37 7勝0敗 優勝
6 2015年03月 西幕下3 4勝3敗
7 2015年05月 西幕下2 4勝3敗
8 2015年07月 東幕下1 5勝2敗
9 2015年09月 西十両12 11勝4敗
10 2015年11月 西十両5 13勝2敗 優勝
11 2016年01月 西前頭12 10勝5敗 敢闘賞

2017年1月場所には新関脇。将来が期待されるホープです。お祖母さんの名前は正代正代(しょうだい まさよ)。

 

12場所

高鐵山(板井)

1978年09月 初土俵
1 1978年11月 東序ノ口17 7勝0敗 優勝
2 1979年01月 西序二段24 7勝0敗 優勝
3 1979年03月 東三段目34 7勝0敗 優勝
4 1979年05月 東幕下29 6勝1敗
5 1979年07月 東幕下4 5勝2敗
6 1979年09月 西十両12 9勝6敗
7 1979年11月 西十両8 9勝6敗
8 1980年01月 東十両3 8勝7敗
9 1980年03月 西十両2 6勝9敗
10 1980年05月 西十両8 9勝6敗
11 1980年07月 東十両5 13勝2敗 優勝
12 1980年09月 東前頭12 0勝5敗10休

史上最速タイの6場所で新十両を果たすも、十両では1980年3月に初土俵以来初の負け越しを喫するなど通過に1年を要しました。

新入幕の場所で途中休場するなどケガなどで幕下落ちも経験。幕内に完全に定着するようになるのは1983年以後のこと。

新十両時に板井から高鐵山に改名。幕下に陥落していた1981年11月に板井に戻して引退まで務めました。

 

小錦

1982年07月 初土俵
1 1982年09月 東序ノ口32 7勝0敗 優勝
2 1982年11月 西序二段56 7勝0敗 優勝
3 1983年01月 西三段目50 6勝1敗
4 1983年03月 西三段目2 6勝1敗
5 1983年05月 西幕下28 6勝1敗
6 1983年07月 西幕下8 4勝3敗
7 1983年09月 東幕下6 6勝1敗 同点
8 1983年11月 西十両12 11勝4敗 同点
9 1984年01月 東十両3 4勝5敗6休
10 1984年03月 西十両10 13勝2敗 優勝
11 1984年05月 東十両2 11勝4敗 優勝
12 1984年07月 東前頭11 8勝7敗

十両2場所目に左足首を捻挫して休場してしまいましたが、連続十両優勝で一気に新入幕を決めました。ついに幕内の土俵に黒船襲来!

 

栃東

1994年11月 前相撲
1 1995年01月 西序ノ口47 4勝0敗3休
2 1995年03月 東序ノ口3 7勝0敗 優勝
3 1995年05月 東序二段20 7勝0敗 優勝
4 1995年07月 東三段目32 7勝0敗 優勝
5 1995年09月 東幕下23 3勝4敗
6 1995年11月 西幕下31 7勝0敗 優勝
7 1996年01月 西幕下3 5勝2敗
8 1996年03月 東幕下2 5勝2敗
9 1996年05月 東十両12 10勝5敗
10 1996年07月 東十両6 10勝5敗
11 1996年09月 西十両3 12勝3敗 優勝
12 1996年11月 西前頭15 10勝5敗 敢闘賞

十両3場所目に十両優勝。これで序ノ口から十両まで各段の優勝を経験。

2002年1月には幕内優勝。序ノ口から幕内まで全段を制覇しました。

 

朝青龍

1999年01月 前相撲
1 1999年03月 東序ノ口34 6勝1敗
2 1999年05月 西序二段85 7勝0敗 優勝
3 1999年07月 西三段目75 7勝0敗 優勝
4 1999年09月 東幕下53 6勝1敗 同点
5 1999年11月 東幕下27 6勝1敗
6 2000年01月 西幕下12 3勝4敗
7 2000年03月 西幕下19 5勝2敗
8 2000年05月 西幕下9 6勝1敗
9 2000年07月 西幕下2 7勝0敗 優勝
10 2000年09月 東十両7 9勝6敗
11 2000年11月 西十両3 11勝4敗
12 2001年01月 西前頭12 9勝6敗

昇竜のごとき勢いで新入幕。21世紀初の幕内力士となりました。

新入幕の場所は千秋楽、和歌乃山に押し倒しで敗れて惜しくも敢闘賞受賞ならず。

 

時天空

2002年07月 前相撲
1 2002年09月 西序ノ口40 7勝0敗 優勝
2 2002年11月 東序二段30 7勝0敗 優勝
3 2003年01月 西三段目33 7勝0敗 優勝
4 2003年03月 東幕下22 5勝2敗
5 2003年05月 東幕下11 4勝3敗
6 2003年07月 西幕下6 4勝3敗
7 2003年09月 東幕下4 4勝3敗
8 2003年11月 西幕下1 3勝4敗
9 2004年01月 東幕下3 5勝2敗
10 2004年03月 東十両11 8勝7敗
11 2004年05月 西十両10 12勝3敗 優勝
12 2004年07月 東前頭17 6勝9敗

幕下筆頭でわずか1つの負け越しで逃した十両の座。十両2場所目に優勝して入幕。一気に遅れを取り戻しました

 

嘉風

2004年01月 前相撲
1 2004年03月 西序ノ口27 7勝0敗 優勝
2 2004年05月 東序二段23 6勝1敗
3 2004年07月 西三段目60 6勝1敗
4 2004年09月 東三段目6 7勝0敗 優勝
5 2004年11月 西幕下11 3勝4敗
6 2005年01月 西幕下16 6勝1敗
7 2005年03月 西幕下5 4勝3敗
8 2005年05月 東幕下3 5勝2敗
9 2005年07月 西十両13 10勝4敗1休
10 2005年09月 西十両7 8勝7敗
11 2005年11月 西十両5 10勝5敗
12 2006年01月 西前頭13 5勝10敗

2度十両に陥落するも、ともに1場所で幕内復帰。30歳を越えてから全盛期がやってきました。まだまだいけます!

 

把瑠都

2004年05月 前相撲
1 2004年07月 東序ノ口40 7勝0敗 優勝
2 2004年09月 東序二段30 7勝0敗 優勝
3 2004年11月 西三段目33 5勝2敗
4 2005年01月 東三段目6 6勝1敗
5 2005年03月 西幕下32 5勝2敗
6 2005年05月 東幕下22 6勝1敗
7 2005年07月 西幕下6 5勝2敗
8 2005年09月 西十両14 12勝3敗
9 2005年11月 西十両4 0勝1敗14休
10 2006年01月 西幕下3 6勝1敗 優勝
11 2006年03月 東十両11 15勝0敗 優勝
12 2006年05月 西前頭11 11勝4敗 敢闘賞

十両2場所目にケガのため休場して翌場所幕下陥落。幕下優勝して戻った十両の土俵で、北の富士以来約42年ぶりの十両15戦全勝優勝。

「十両で15戦全勝優勝した力士は大関以上になる」のジンクス通り、2010年5月に大関昇進しました。(2014年9月に十両で15戦全勝優勝した栃ノ心は大関以上になれるでしょうか?)

途中幕下陥落経験がある力士では史上最速の入幕。

 

境澤

2006年03月 前相撲
1 2006年05月 西序ノ口16 7勝0敗 優勝
2 2006年07月 西序二段21 7勝0敗 同点
3 2006年09月 西三段目27 6勝1敗
4 2006年11月 西幕下46 6勝1敗
5 2007年01月 西幕下19 7勝0敗 優勝
6 2007年03月 西幕下2 5勝2敗
7 2007年05月 東幕下1 5勝2敗
8 2007年07月 西十両10 7勝6敗2休
9 2007年09月 東十両11 7勝8敗
10 2007年11月 東十両13 13勝2敗 優勝
11 2008年01月 東十両3 9勝6敗
12 2008年03月 西前頭15 3勝5敗7休

結局、幕内の土俵を務めたのは新入幕の時の1場所のみ。もっと活躍してくれることを期待したんだけどなあ。

 

山本山

2007年01月 前相撲
1 2007年03月 東序ノ口32 6勝1敗
2 2007年05月 東序二段61 7勝0敗 優勝
3 2007年07月 西三段目59 6勝1敗
4 2007年09月 西三段目6 6勝1敗
5 2007年11月 東幕下32 1勝6敗
6 2008年01月 東幕下58 7勝0敗 優勝
7 2008年03月 東幕下6 5勝2敗
8 2008年05月 東幕下2 4勝3敗
9 2008年07月 西幕下1 6勝1敗 同点
10 2008年09月 東十両12 9勝6敗
11 2008年11月 西十両3 9勝6敗
12 2009年01月 西前頭15 8勝7敗

2ケタ勝利を1度も上げていないのに十両を2場所で突破するという番付運の良さには末恐ロシアを感じたものです。

 

宇良

2015年03月 前相撲
1 2015年05月 西序ノ口9 7勝0敗 優勝
2 2015年07月 東序二段10 7勝0敗 同点
3 2015年09月 西三段目18 5勝2敗
4 2015年11月 西幕下54 7勝0敗 同点
5 2016年01月 西幕下8 6勝1敗 同点
6 2016年03月 西幕下2 6勝1敗
7 2016年05月 西十両13 10勝5敗
8 2016年07月 西十両8 11勝4敗
9 2016年09月 東十両1 6勝9敗
10 2016年11月 東十両5 8勝7敗
11 2017年01月 東十両3 11勝4敗
12 2017年03月 西前頭12

負け越しは1回だけで地元大阪で新入幕を決めました。幕内の土俵でも業師ぶりに期待!

 

 

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