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【大相撲記録】大関から陥落した力士

2017/10/30

2017年1月場所12日目、大関琴奨菊は関脇玉鷲に押し出しで敗れ8敗目となり負け越し。前場所でも負け越しているので2場所連続の負け越しとなり大関を陥落することになってしまいました。

来場所関脇で10勝以上あげれば大関に復帰できます。

 

昭和以降(1927年以降)に大関から陥落した力士を見てみます。

陥落の規定にも変遷があるので、時期ごとに区切っての紹介となります。

 

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1927年~1957年

諸制度が整備されていくなか「2場所連続負け越しで大関陥落」の慣例が定着。

▲…のちに大関復帰

力士 陥落決定場所 翌場所成績 備考
太刀光 1927/03 全休
能代潟 1930/03 6勝5敗
能代潟 1932/10 5勝6敗 小結
五ツ島 1941/05 全休 引退
名寄岩 1944/01 7勝3敗
名寄岩 1947/11 全休
汐ノ海 1948/10 4勝9敗
佐賀ノ花 1951/01 4勝11敗
三根山 1955/05 全休
大内山 1957/01 5勝10敗

能代潟は1回目の陥落では関脇で勝ち越してすぐに復帰。2回目の陥落では一気に小結にまで下がりました。その後は平幕から三役を往復して引退。

名寄岩は1回目の陥落後は関脇4場所を保ち大関に復帰。戦前から戦後を股にかけた大関復活劇でした。1947年11月場所には昭和以降の大関で唯一の皆勤全敗(11戦全敗)を喫し2度目の大関陥落。平幕下位で大いに奮闘した1950年5月場所では敢闘賞を受賞。『涙の敢闘賞』という映画にもなりました。40歳となった1954年9月場所まで土俵を務め引退。

汐ノ海は大関から陥落後に前頭2枚目まで番付を下げましたが大関に復帰。平幕まで下がってからの大関復帰は昭和以降初めて。

 

1958年~1969年5月

1958年から年6場所制が実施。本場所日程がより過密になるため「3場所連続負け越し」で大関陥落に。

力士 陥落決定場所 翌場所成績 備考
松登 1958/11 3勝12敗
若羽黒 1961/11 9勝6敗

 

2場所連続負け越しながら命拾いした大関

現行制度だったら大関に陥落してました。この時代だったのでセーフ!

×…次の場所も負け越し(3場所連続負け越し)

力士 1場所目 2場所目 備考
松登 1958/01 全休 1958/03 6勝9敗
松登 1958/07 5勝10敗 1958/09 1勝5敗9休 ×
琴ヶ浜 1960/09 6勝9敗 1960/11 1勝6敗8休
琴ヶ浜 1961/05 5勝10敗 1961/07 0勝5敗10休
若羽黒 1961/07 5勝10敗 1961/09 全休 ×
琴ヶ浜 1962/03 4勝7敗4休 1962/05 全休
栃光 1965/09 6勝9敗 1965/11 5勝10敗 ×
北葉山 1966/03 7勝8敗 1966/05 6勝9敗 引退
豊山 1967/03 5勝10敗 1967/05 1勝6敗8休
北の富士 1967/05 5勝10敗 1967/07 7勝8敗
豊山 1968/07 7勝8敗 1968/09 4勝11敗 引退

松登(2回目)と若羽黒は次の場所も負け越し、3場所連続の負け越しとなり大関陥落。

栃光は次の場所も負け越して、3場所連続の負け越しとなったところで引退。

琴ヶ浜は3回も2場所連続負け越しをしながら、その都度翌場所で持ち直し。この制度の恩恵を一番受けた力士かもしれません。

北の富士は初優勝した直後の2場所で連続で負け越し。優勝の祝い酒を飲み過ぎて4ヶ月も酔いが残っていたようで……。

時津風部屋の兄弟弟子である北葉山豊山は、2場所連続負け越しでまだ陥落しないにもかかわらず潔く引退してしまいました。

 

1969年7月~

3場所連続負け越しで陥落は甘すぎるとして、2場所連続負け越しで陥落に。

同時に陥落直後の場所で10勝以上あげれば大関に復帰できるという特例もできました。

★…翌場所10勝以上あげて大関復帰

▲…のちに大関復帰

力士 陥落決定場所 翌場所成績 備考
前の山 1972/03 7勝8敗
大受 1974/05 9勝6敗
魁傑 1975/11 7勝8敗
三重ノ海 1976/05 10勝5敗
魁傑 1977/09 6勝9敗
琴風 1985/05 全休(公傷)
霧島 1992/11 全休(公傷)
小錦 1993/11 2勝13敗
貴ノ浪 1999/11 10勝5敗
貴ノ浪 2000/05 7勝8敗
武双山 2000/07 10勝5敗
出島 2001/07 5勝10敗
雅山 2001/09 全休
栃東 2004/05 10勝5敗
栃東 2004/11 11勝4敗
千代大海 2009/11 0勝4敗 引退
把瑠都 2012/11 8勝7敗
琴欧洲 2013/11 8勝7敗
琴奨菊 2017/01 9勝6敗
照ノ富士 2017/09

魁傑は陥落後の1976年9月場所に前頭4枚目で平幕優勝。そこを足がかりに昭和以降2人目の平幕からの大関復帰を果たしました。

三重ノ海は10勝特例ではじめての大関復帰。大関陥落を経験しながら横綱に昇進したのは三重ノ海ただ1人だけです。

貴ノ浪武双山栃東が特例での大関復帰を経験。栃東は2度特例で復帰。2度目の復帰のときにあげた11勝は大関陥落直後の場所での最高成績となりました。

雅山は陥落後、平幕から関脇まで戻してきた2006年5月場所に当時大関の白鵬と14勝1敗同士で優勝決定戦を戦うなど、大関復帰まであと一歩の所まで来ましたが復帰は果たせず。

大受雅山把瑠都は最後には十両にまで陥落。陥落後に十両で皆勤したことがあるのは雅山だけ。(大受は途中休場から引退、把瑠都は出場せず引退)

 

琴奨菊が約10年ぶりに日本出身力士として優勝を果たしたわずか1年後に大関陥落の憂き目にあうとは……。やはり厳しい世界ですね。

 

 

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