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【大相撲記録】金星を最も多く与えた横綱は誰か?

2017年1月場所では、2日目から4日目にかけて3日連続で横綱が平幕力士に敗れる波乱がありました。さらには6日目にも。

2日目 ○御嶽海(前1)-●日馬富士(横綱)
3日目 ○松鳳山(前2)-●日馬富士(横綱)
4日目 ○御嶽海(前1)-●鶴竜(横綱)
6日目 ○荒鷲(前2)-●鶴竜(横綱)

平幕力士は横綱に勝つことを金星といいます(関脇・小結の力士が横綱に勝っても金星とはいいません)が、21世紀に入ってしばらくの間は朝青龍、白鵬という相撲史上でも屈指の強さを誇る横綱が土俵に君臨していたため、金星を獲得するのは至難の業でした。

ここ数年で日馬富士、鶴竜という新たな横綱が誕生して、だいぶ金星を手にする力士も増えてきました。ちょっと最近は金星与え過ぎかなって言う気もしますけどね。

 

金星を一番多く与えた横綱は誰か見てみましょう。

対象としては、横綱在位期間の全部が1906年6月の旧両国国技館開館以後にあたる横綱。つまり22代太刀山以後の横綱です。(大阪横綱は除く)

 

与金星数

2016年11月場所終了現在

 

★…現役

横綱 与金星 横綱在位
1位 北の湖 53 63場所
2位 輪島 39 47場所
2位 貴乃花 39 49場所
4位 柏戸 35 47場所
4位 35 48場所
6位 千代の山 34 32場所
7位 栃ノ海 33 17場所
8位 鏡里 31 21場所
8位 栃錦 31 28場所
10位 宮城山 29 17場所
10位 千代の富士 29 59場所
10位 日馬富士★ 29 25場所

上位に名だたる名横綱たちが顔を並べていますが、これらの横綱は在位も長く平幕力士との対戦も数多いので金星を与える機会も必然と多くなるのは仕方がないことでしょう。

プロ野球の大打者が三振の数も多いように、金星を与えた数が多いのも長年横綱を務めてきたことの勲章といえるかもしれません。

 

逆に金星が与えることが少なかったほうはこちら。

横綱 与金星 横綱在位
1位 太刀山 0 14場所
2位 玉の海 3 10場所
3位 西ノ海(2) 4 5場所
3位 玉錦 4 12場所
5位 大錦 5 12場所
5位 栃木山 5 15場所
7位 武蔵山 6 8場所
7位 安芸ノ海 6 8場所
9位 前田山 8 6場所
9位 双羽黒 8 8場所

やはり在位場所数が少ないか、年2場所時代の横綱が大半になってしまうのは当たり前のことです。

それでも驚異のは太刀山の与金星0。横綱在位中の黒星が3つだけ(大関西ノ海、小結栃木山、大関大錦)なので平幕力士なんぞは付け入る隙なしでした。

太刀山 横綱時代の戦績|相撲レファレンス

玉錦、大錦、栃木山も年2場所時代の強豪横綱。玉の海は志半ばの早逝が惜しまれます。

 

 

金星配給率

単純な与金星の数だけでは横綱の強さは計れません。平幕力士との対戦数が多ければ金星を与える可能性は高くなりますからね。

ここでは対戦した平幕力士に対してどのくらいの確率で金星を与えたかという金星配給率で見てみることにします。

・金星配給率=与金星数/平幕力士対戦数

・1場所平均=与金星数/横綱在位場所数

ベスト10

横綱 金星配給率 1場所平均
1位 太刀山 .000 0個
2位 白鵬★ .036 0.23個
3位 玉の海 .049 0.3個
4位 栃木山 .056 0.33個
5位 玉錦 .067 0.33個
6位 千代の富士 .081 0.49個
7位 大鵬 .084 0.48個
8位 大錦 .0862 0.42個
9位 常ノ花 .0865 0.45個
10位 朝青龍 .091 0.60個

白鵬が1場所平均0.2個台という驚きの記録。5場所に1回ぐらいしか平幕力士に負けない計算です。白鵬が金星を与える所を見られるのは年に1~2回しかありません。

0割台の横綱はこの10人。双葉山は.104で11位、貴乃花は.125で14位、北の湖は.129で16位と、大横綱ながら意外と平幕に対して取りこぼしが多いことが分かります。

 

ワースト10

横綱 金星配給率 1場所平均
1位 栃ノ海 .375 1.94個
1位 武蔵山 .375 0.75個
3位 西ノ海(2) .364 0.8個
4位 前田山 .333 1.33個
5位 宮城山 .312 1.71個
6位 .306 1個
7位 若乃花(3) .286 1.64個
8位 吉葉山 .278 1.18個
8位 三重ノ海 .278 1.25個
10位 男女ノ川 .265 1.83個

.375だとプロ野球なら楽に首位打者が取れるくらいの高打率。かなり平幕に負けているなという印象が出てきますね。

栃ノ海の1場所平均1.95個とかほぼ2個ですもんね。事実栃ノ海は全休した場所以外すべての場所で金星を与えています。

身体が小さい横綱、高い年齢で昇進した横綱はやはり苦戦を強いられています。

 

 

一覧

22代太刀山から71代鶴竜までの与金星に関するデータの一覧です。

※2016年11月場所終了現在

・在位…横綱在位場所数

・対戦…平幕力士との対戦数

・金星…与金星

・率…金星配給率=与金星数/平幕力士対戦数

・平均…1場所あたりの与金星数=与金星数/横綱在位場所数

横綱 在位 対戦 金星 平均
22 太刀山 14 59 0 .000 0
24 11 36 11 .306 1
25 西ノ海(2) 5 11 4 .364 0.8
26 大錦 12 58 5 .086 0.42
27 栃木山 15 90 5 .056 0.33
29 宮城山 17 93 29 .312 1.71
30 西ノ海(3) 15 50 11 .220 0.73
31 常ノ花 20 104 9 .087 0.45
32 玉錦 12 60 4 .067 0.33
33 武蔵山 8 16 6 .375 0.75
34 男女ノ川 12 83 22 .265 1.83
35 双葉山 17 134 14 .104 0.82
36 羽黒山 30 162 22 .136 0.73
37 安芸ノ海 8 29 6 .207 0.75
38 照国 25 116 21 .181 0.84
39 前田山 6 24 8 .333 1.33
40 東富士 20 62 20 .323 1
41 千代の山 32 178 34 .191 1.06
42 鏡里 21 152 31 .204 1.48
43 吉葉山 17 72 20 .278 1.18
44 栃錦 28 204 31 .152 1.11
45 若乃花(1) 25 171 22 .129 0.88
46 朝潮 16 78 20 .256 1.25
47 柏戸 47 233 35 .150 0.75
48 大鵬 58 335 28 .084 0.48
49 栃ノ海 17 88 33 .375 1.94
50 佐田の山 19 122 19 .156 1
51 玉の海 10 61 3 .049 0.3
52 北の富士 27 137 17 .124 0.63
53 琴桜 8 49 12 .245 1.5
54 輪島 47 294 39 .133 0.83
55 北の湖 63 410 53 .129 0.84
56 若乃花(2) 28 193 27 .140 0.96
57 三重ノ海 8 36 10 .278 1.25
58 千代の富士 59 357 29 .081 0.49
59 隆の里 15 59 11 .186 0.73
60 双羽黒 8 40 8 .200 1
61 北勝海 29 156 21 .135 0.72
62 大乃国 23 96 20 .208 0.87
63 旭富士 9 52 12 .231 1.33
64 48 259 35 .135 0.73
65 貴乃花 49 311 39 .125 0.80
66 若乃花(3) 11 63 18 .286 1.64
67 武蔵丸 27 170 26 .153 0.96
68 朝青龍 42 276 25 .091 0.60
69 白鵬★ 56 361 13 .036 0.23
70 日馬富士★ 25 150 29 .193 1.16
71 鶴竜★ 16 81 9 .111 0.56

 

 

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