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【大相撲記録】8連勝でストレート勝ち越しの力士が4人以上の場所

2016年5月場所8日目、横綱・白鵬、大関・稀勢の里、十両・千代の国、十両・佐藤の4人が見事に8連勝を飾り、今場所の勝ち越しをストレートで決めました。

ストレートで勝ち越す力士が十両以上で4人以上も出る場所はめったにないものです。

高いレベルの成績の力士が複数残れば優勝争いがとても楽しみになりますがどうなるでしょうか。

 

過去に4人以上の関取が同時にストレート勝ち越しを決めた場所は以下の通り。

最終成績の欄の赤太文字は幕内優勝、太文字は十両優勝。

 

最も多かったのは6人。

6人がストレート勝ち越しした場所

1989年3月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 北勝海 11 11勝4敗
西横綱 千代の富士 14 14勝1敗
東張出横綱 大乃国 11 12勝3敗
東大関 旭富士 8 13勝2敗
西大関 北天佑 10 12勝3敗
西張出大関 小錦 8 10勝5敗

初日から4連敗して引退した朝潮を除いた横綱大関陣6人が絶好調。6人とも8連勝してストレートの勝ち越しを決めました。

6人の中で関脇以下への取りこぼしが、大乃国(13日目・板井)、旭富士(9日目・安芸ノ島)、小錦(10日目・板井、14日目・安芸ノ島)の4番だけ。

結局、全勝のまま突っ走った千代の富士が14日目に大乃国を投げ飛ばして優勝。しかし、はずみで肩を脱臼してしまい千秋楽は休場してしまいました。元大関清国の伊勢ヶ浜親方に外れた肩を入れてもらうシーンがVTRとして残っていましたがとても痛そうでしたね。

 

5人がストレート勝ち越しした場所

1964年1月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 大鵬 15 15勝0敗
東張出大関 佐田の山 9 9勝3敗3休
東張出大関2 栃光 8 9勝6敗
東前頭13 清国 14 14勝1敗
西十両10 君錦 9 13勝2敗

大鵬と清国が共に初日から14連勝。千秋楽の対戦相手は別々だったため、両力士勝てば史上初の15戦全勝同士の優勝決定戦になるところでしたが、清国は関脇・大豪に敗れ1敗。柏戸に勝った大鵬が全勝優勝しました。

十両の君錦は優勝決定戦に敗れ優勝同点。

 

2012年9月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 白鵬 9 13勝2敗
東大関 日馬富士 15 15勝0敗
西大関 稀勢の里 8 10勝5敗
西前頭9 高安 8 10勝5敗
東前頭11 旭天鵬 9 10勝5敗

6大関のうち3人が途中休場してしまった場所、残りの3人の大関が好成績を上げ盛り上げました。

日馬富士が前場所から連続の全勝優勝で場所後に横綱昇進。

平幕の2人は後半負けが込み、三賞受賞にも至りませんでした。

 

4人がストレート勝ち越しした場所

1951年9月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 東富士 8 13勝1敗1預
東大関 吉葉山 8 9勝5敗1預
西大関 鏡里 10 12勝3敗
西十両12 小坂川 9 13勝2敗

東富士1敗で迎えた12日目の吉葉山戦は、東富士が発熱からの体調不良にもかかわらず物言い取り直しから水入りの大熱戦。水入り後もまた同体取り直しで東富士の体力が尽き協議の結果勝負は預かりに。終盤3日間で立ち直り東富士が優勝。

十両の小坂川は14日目まで1敗(10日目に黒星)でトップを走るも、千秋楽本割で若嵐に敗れ2敗になり、優勝決定戦でも潮錦に敗れ優勝同点に終わりました。

 

1953年5月場所

地位 力士 連勝 最終成績
西横綱 鏡里 10 12勝3敗
東大関 栃錦 12 13勝2敗
西大関 吉葉山 11 14勝1敗
東前頭6 時津山 15 15勝0敗

NHKの大相撲中継が始まった場所。

8日目に勝ち越した4力士が初日から10連勝。11日目に鏡里(三根山に負け)、12日目に吉葉山(出羽錦に負け)、13日目に栃錦(鏡里に負け)が初黒星を喫し、横綱大関対戦圏外で上記3力士との対戦が無かった時津山がそのまま千秋楽まで無敗で突っ走り初優勝。

千秋楽。吉葉山-栃錦という13勝1敗同士の大関相星対決が、なんと優勝に関係のない消化試合になってしまったのです。

 

1958年9月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 若乃花 14 14勝1敗
西大関 朝汐 8 11勝4敗
東十両1 北葉山 13 14勝1敗
西十両24 大海 8 9勝6敗

十両で番付が一番上の東十両筆頭・北葉山と、十両で番付が一番下の西十両24枚目・大海が共に初日から8連勝でストレートの勝ち越し。

北葉山が後半7日間も6勝1敗と独走して優勝を決めたのに対し、大海は後半1勝6敗と失速。明暗が分かれました。

 

 

1980年11月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 若乃花 9 13勝2敗
東張出横綱 輪島 13 14勝1敗
東関脇 千代の富士 8 11勝4敗
西前頭12 佐田の海 9 11勝4敗

輪島が最後の優勝(14回目)を果たした場所。

千代の富士は大鵬以来2人目の新関脇でのストレート勝ち越し。その後、新関脇での初日から8連勝は琴欧州と安美錦が記録。翌場所、千代の富士は初優勝。ウルフフィーバーが巻き起こりました。

佐田の海は新入幕。同時新入幕の北天佑ばかりにマスコミの注目が集まってしまったことにより発奮。初日にその北天佑に勝ち波に乗るとあれよあれよいう間に9連勝しました。

 

1983年5月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東大関 隆の里 9 13勝2敗
西張出大関 若島津 9 13勝2敗
東関脇 北天佑 12 14勝1敗
東十両12 栃泉 8 11勝4敗

千代の富士と北の湖の両横綱が休場で横綱不在の場所。

北天佑が追いかける二子山部屋の2力士(隆の里、若島津)を振り切り初優勝。場所後に大関に昇進しました。

 

2004年3月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 朝青龍 15 15勝0敗
東大関 千代大海 13 13勝2敗
西大関 魁皇 11 13勝2敗
西前頭12 朝赤龍 12 13勝2敗

4力士が11日目まで全勝で並走するというまれに見るレベルの高い優勝争い。

同部屋の朝青龍と朝赤龍以外すべて総当たりして4力士とも13勝以上の成績をあげ場所を盛り上げました。

朝青龍は同年初場所初日から続く連勝の真っ最中。翌場所6日目に北勝力に敗れるまで35連勝を記録しました。

 

2007年5月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 朝青龍 9 10勝5敗
東大関 白鵬 15 15勝0敗
東前頭10 出島 8 12勝3敗
東前頭13 普天王 8 10勝5敗

白鵬の綱取り場所。後半失速した朝青龍を尻目に15戦全勝優勝をかざり、場所後に第69代横綱に昇進しました。

出島は敢闘賞。約4年ぶりの三賞を手にしました。

 

2013年5月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 白鵬 15 15勝0敗
東大関 稀勢の里 13 13勝2敗
西大関 鶴竜 8 10勝5敗
東十両6 徳勝龍 9 12勝3敗

白鵬と稀勢の里が13連勝同士で14日目に激突。決戦を制した白鵬が15戦全勝で優勝。

十両の徳勝龍は、千秋楽12勝2敗同士の相星で十両優勝をかけて闘いましたが、琴勇輝に屈し準優勝。

 

 

2014年7月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 白鵬 10 13勝2敗
西大関 琴奨菊 8 12勝3敗
西前頭11 高安 8 11勝4敗
西十両3 逸ノ城 8 13勝2敗

初日から10連勝した白鵬が当然のように優勝。

十両は逸ノ城が1敗で千秋楽を迎えるも、2敗で追いかけてきた栃ノ心に本割・決定戦と連敗して逆転優勝を許してしまいました。

 

2016年5月場所

地位 力士 連勝 最終成績
東横綱 白鵬
東大関 稀勢の里
東十両3 千代の国 8
東十両13 佐藤 8

佐藤は新十両。新十両力士の8連勝でのストレート勝ち越しは6人目の快挙。

ちなみに十両の力士が2人そろって勝ち越しというのは、この場所の他に1958年9月(北葉山、大海)、2015年9月(豊響、松鳳山)の2回があります。

 

 

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