【大相撲記録】1場所で3横綱以上に勝利した力士 横綱編
1場所で3横綱以上に勝った力士の横綱編。
必然的に4横綱が同時に在位している時に、自分以外のすべての横綱に勝った力士ということになりますね。
1場所で3横綱以上に勝利した横綱
言い換えれば、自分以外のすべての横綱に勝った横綱。
場所 | 横綱 | 成績 |
1938年05月 | 双葉山 | 13勝0敗 |
1949年05月 | 照国 | 12勝3敗 |
1951年09月 | 東富士 | 13勝1敗1預 |
1952年01月 | 羽黒山 | 15勝0敗 |
1956年03月 | 吉葉山 | 11勝4敗 |
1965年09月 | 柏戸 | 12勝3敗 |
1979年09月 | 北の湖 | 13勝2敗 |
1979年11月 | 三重ノ海 | 14勝1敗 |
1980年05月 | 北の湖 | 14勝1敗 |
1938年5月 双葉山
11日目 | 武蔵山 |
12日目 | 男女ノ川 |
千秋楽 | 玉錦 |
成績:13勝0敗(優勝)
当時は13日制。双葉山が史上初めて1場所で3人の横綱を破りました。
平幕時代から続く69連勝の最中で、64~66連勝目に当たります。
1949年5月 照国
12日目 | 前田山 |
13日目 | 羽黒山 |
千秋楽 | 東富士 |
成績:12勝3敗
この場所は大関増位山が13勝2敗で優勝。照国は10日目に増位山に勝って2敗で並んだんですが、翌日大関佐賀ノ花に負けて3敗に後退してしまいました。
1951年9月 東富士
13日目 | 千代ノ山 |
14日目 | 羽黒山 |
千秋楽 | 照国 |
成績:13勝1敗1預(優勝)
東富士は場所の途中から発熱するなど体調を崩し、12日目の大関吉葉山戦では同体水入りで預かりとなりました。13日目から立ち直り横綱相手に3連勝し優勝。
1952年1月 羽黒山
13日目 | 照国 |
14日目 | 東富士 |
千秋楽 | 千代ノ山 |
成績:15勝0敗(優勝)
37歳になる羽黒山が絶好調で全勝街道を突っ走りました。千秋楽、1敗の千代ノ山を破り全勝で5年ぶりの復活優勝。
1956年3月 吉葉山
11日目 | 千代の山 |
12日目 | 栃錦 |
千秋楽 | 鏡里 |
成績:11勝4敗
4横綱揃ってフル出場を果たすも、千代の山8勝、鏡里8勝、栃錦9勝とみんな成績がふるわず、吉葉山ひとりが11勝と二ケタにのせました。
優勝は12勝3敗の関脇朝汐の手に。
1965年9月 柏戸
11日目 | 佐田の山 |
12日目 | 大鵬 |
千秋楽 | 栃ノ海 |
成績:12勝3敗(優勝)
大鵬も成しえなかった1場所で3横綱撃破を柏戸が達成しました。決定戦では同じ星の横綱佐田の山を破って優勝したので、1場所で4回も横綱に勝ったことになります。
1979年9月 北の湖
10日目 | 三重ノ海 |
12日目 | 若乃花 |
千秋楽 | 輪島 |
成績:13勝2敗(優勝)
4横綱体制となっても北の湖の強さは衰えることを知りませんでした。
1979年11月 三重ノ海
8日目 | 輪島 |
14日目 | 若乃花 |
千秋楽 | 北の湖 |
成績:14勝1敗(優勝)
横綱昇進2場所目の三重ノ海が並み居る先輩横綱を次々となぎ倒して、関脇時代以来2度目の優勝をとげました。勢いをそのままに翌場所(1980年1月)は全勝優勝。短い期間ながらも三重ノ海は充実した全盛期を迎えました。
1980年5月 北の湖
13日目 | 三重ノ海 |
14日目 | 輪島 |
千秋楽 | 若乃花 |
成績:14勝1敗(優勝)
前年9月に続き2度目の3横綱撃破。
これ以後1場所で3横綱に勝った横綱は出現していません。
1場所に3横綱以上に勝利した力士シリーズ
【大相撲記録】1場所で3横綱以上に勝利した力士 平幕編(1場所3個以上の金星)
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